気象庁3か月予報
高温傾向が継続　夏が長引き秋は短く

上空の偏西風は平年より北寄りを流れやすく、太平洋高気圧は日本の南東側を中心に強くなる予想です。そのため、全国的に暖かい空気に覆われやすく、全国的に平年より気温が高くなる日が多くなるとみられます。

3か月を通じて全国で気温が高くなる確率が60%と予想されており、特に9月は70%と非常に高い確率で平年を上回る気温となる見通しです。10月も北日本で50%、その他の地域で60%と高温傾向が続きます。

9月も厳しい残暑が続くため、熱中症への警戒が必要です。10月、11月も平年より暖かい日が多くなるため、紅葉の色づきに影響が出る可能性もあります。

全国的に降水量は概ね平年並みとなる見通しです。ただ、沖縄・奄美では太平洋高気圧の縁を周って湿った空気が流れ込みやすく、降水量は平年並みか平年を上回る予想となっています。

9月は西日本太平洋側と沖縄・奄美で晴れの日が多くなる一方、北日本や東日本では前線や低気圧の影響で周期的に天気が変化します。

10月は湿った空気の影響を受けやすい沖縄・奄美や西・東日本の太平洋側で曇りや雨の日が多くなる予想です。

11月になると季節が進み、日本海側では平年と同様に曇りや雨の日が多くなる一方、太平洋側では晴れの日が多くなる冬の天気パターンに移行していく見通しです。
長期予報 この先3か月の天候見解