九州は雨の峠越えても警戒を　今夜から明日は能登など北陸で警戒

前線の南側に伸びる活発な雨雲の帯は今朝までに比べると北上し、午後は長崎県から福岡県、山口県にかけて雨が強まっています。16時までの1時間には福岡県太宰府市で36.5mmの激しい雨、福岡市で29.5mm、佐賀市・北山で24.0mmの強い雨を観測しました。

記録的な大雨となった熊本県では雨が小康状態になり、15時45分に大雨特別警報は大雨警報に切り替えとなっています。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

今夜にかけて活発な雨雲は次第に海上へと離れるものの、土砂災害の危険度や川の水位はすぐには低下しません。大雨警報や土砂災害警戒情報は広範囲に発表中で、今夜は引き続き厳重な警戒が必要です。
現在の土砂災害危険度

前線の北上に伴って雨の中心は山陰や北陸など本州に日本海側へと移ります。前線上の低気圧が通過するタイミングで雨が強まり、局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降る所がある見込みです。
雨雲レーダー雨雲レーダー

特に先週5日(火)から7日(木)にかけてと、昨日10日(日)に相次いで大雨になった石川県能登地方では土砂災害危険度の高い状態が続いています。次の強雨が災害発生につながることが考えられますので、厳重に警戒をしてください。

また、東海や甲信の山沿いでも今日の午後になり再び1時間に20mm超の雨を観測。雨量が増加しています。明日にかけて断続的に強雨となるため警戒が必要です。
大雨ピンポイント影響予測（要ログイン）

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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
ななつ星さん