鹿児島県で記録的豪雨　浸水が発生したところも

大雨により災害の危険度が高まっている鹿児島県霧島市は、市内全域の63,139世帯、122,485人を対象に、警戒レベル5の「緊急安全確保」の避難情報を発令しました。また、鹿児島市も午前6時に、市内の一部地域（吉田地域の328世帯643人対象：思川流域及び本名川流域）に緊急安全確保を発令しました。

霧島市には大雨特別警報（レベル5相当）が発表されています。

命を守るための適切な行動をとってください。
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この記録的な大雨によって、各地で大規模な浸水が発生しているとみられます。鹿児島県内の各地からリポートが届いています。地盤の緩みや河川の増水・氾濫など、さらなる災害が発生するおそれがあり、引き続き厳重な警戒が必要です。

水深30cm超で車での移動は不可能になります。また、氾濫した水の流れは思った以上に勢いが強く、ヒザくらいの高さだと大人でも歩くのが困難になります。できる限り外出は控え、高い所に移動するなど、身の安全を第一に行動してください。

やむを得ず冠水した道路を移動するときは、棒（雨傘・杖など）で足下を確認しながら進むなどしてください。
河川水位情報・川のライブカメラ河川水位情報・川のライブカメラ

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいて、九州南部では昨日7日(木)の午後から断続的に激しい雨が降っています。

1時間に100mmを超える猛烈な雨が降った時間帯もあり、総雨量もかさんでいます。鹿児島県霧島市のアメダス溝辺では8時00分までの24時間に506.0ｍｍ、アメダス牧之原では515.5mmを観測し、いずれも1976年からの統計で各地点の観測史上1位の値を更新しています。
全国のアメダスの降水量観測値・ランキング

雨のピークは一旦過ぎつつあるものの、昼頃にかけて断続的に雨が強まることが予想されます。雨が落ち着いたあともしばらくは土砂災害が発生するおそれがあります。

また、河川の水位は雨のピークから遅れて上昇してくるため、雨が弱まった後に河川が氾濫するおそれがあります。雨が弱まっても決して川の様子を見に行かないでください。
現在の土砂災害危険度
大雨ピンポイント影響予測（要ログイン）

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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
あっくん さん
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