「カビに水拭き」は正解? それともNG? 正しいカビ除去方法と再発防止法
「カビに水拭き」は正解? それともNG?
家の中で青カビや白カビを見つけると、水拭きで対策している人も少なくないようですが、それでいいのでしょうか。それとも間違っているのでしょうか。
「カビを悪化させる間違った掃除方法としては、最も悪いのが“掃除機で吸う”です。そして“乾拭きをする”、“水拭きをする”と続きます。ですから、カビを水拭きのみで対策するのはお勧めできません」(穂苅さん)
どうしてカビの水拭きはNGなのでしょうか。
「カビは、お風呂場など高温多湿で水分の多い場所を好みます。水拭きすると、カビをきれいに落とせないどころか、逆に水分によってカビに栄養を与え、繁殖を助けてしまう恐れがあるのです。増殖したカビは毒や胞子を発生させ、健康被害のリスクを高めてしまうこともあります。
カビを掃除する過程で水拭きする場合もありますが、その前の除菌とその後の乾燥を忘れないようにしてください」(穂苅さん)
「カビを悪化させる間違った掃除方法としては、最も悪いのが“掃除機で吸う”です。そして“乾拭きをする”、“水拭きをする”と続きます。ですから、カビを水拭きのみで対策するのはお勧めできません」(穂苅さん)
どうしてカビの水拭きはNGなのでしょうか。
「カビは、お風呂場など高温多湿で水分の多い場所を好みます。水拭きすると、カビをきれいに落とせないどころか、逆に水分によってカビに栄養を与え、繁殖を助けてしまう恐れがあるのです。増殖したカビは毒や胞子を発生させ、健康被害のリスクを高めてしまうこともあります。
カビを掃除する過程で水拭きする場合もありますが、その前の除菌とその後の乾燥を忘れないようにしてください」(穂苅さん)
特に水拭きを避けなければならない場所はあるでしょうか。
「畳に発生したカビは、水拭きしてはいけません。乾拭きや叩くこともNGです。そうすることで、畳の中にカビを入り込ませてしまいます。
畳にカビが生えていたら、塩素系漂白剤を浸したきれいな雑巾でしっかり除菌を行いましょう。除菌した後は溶剤成分を残さないように水拭きして、扇風機か送風機を使って乾燥させることをお勧めします。
畳に発生するカビはアスペルギルスなどの青カビが多く、アスペルギルス性肺炎など重篤な病気の元になることがあります。カビ取りのときは胞子を吸い込まないようマスクを着用し、換気をしっかり行ってください」(穂苅さん)
「畳に発生したカビは、水拭きしてはいけません。乾拭きや叩くこともNGです。そうすることで、畳の中にカビを入り込ませてしまいます。
畳にカビが生えていたら、塩素系漂白剤を浸したきれいな雑巾でしっかり除菌を行いましょう。除菌した後は溶剤成分を残さないように水拭きして、扇風機か送風機を使って乾燥させることをお勧めします。
畳に発生するカビはアスペルギルスなどの青カビが多く、アスペルギルス性肺炎など重篤な病気の元になることがあります。カビ取りのときは胞子を吸い込まないようマスクを着用し、換気をしっかり行ってください」(穂苅さん)
生えてしまったカビを除去する方法
そのほか、家の中でカビが生えてしまった場合の一般的な除去方法を教えてください。
「軽いカビ汚れ(カビがうっすら生えている)場合は、エタノールスプレーを吹き付けて除菌を行った後、きれいな雑巾を水に浸し、固く絞って表面を拭きあげます。表面が乾いたら、再度エタノールスプレーを吹き付けて仕上げを行ってください。
エタノールスプレーは、薬局などで売っている80%濃度の『消毒用』がお勧めです。
そのほか、逆性石けんや次亜塩素酸水、重曹などで除カビを行うこともできます。
中度以上(しっかりカビが見えている)場合は、カビ取り剤を使用することをお勧めします。汚れが強いときは、カビ取り剤をかけた後にラップで密閉してください。
15分ほどおいたら、流水でカビ取り剤をしっかりと洗い流します。その後、水気を拭き取ったら完了です」(穂苅さん)
「軽いカビ汚れ(カビがうっすら生えている)場合は、エタノールスプレーを吹き付けて除菌を行った後、きれいな雑巾を水に浸し、固く絞って表面を拭きあげます。表面が乾いたら、再度エタノールスプレーを吹き付けて仕上げを行ってください。
エタノールスプレーは、薬局などで売っている80%濃度の『消毒用』がお勧めです。
そのほか、逆性石けんや次亜塩素酸水、重曹などで除カビを行うこともできます。
中度以上(しっかりカビが見えている)場合は、カビ取り剤を使用することをお勧めします。汚れが強いときは、カビ取り剤をかけた後にラップで密閉してください。
15分ほどおいたら、流水でカビ取り剤をしっかりと洗い流します。その後、水気を拭き取ったら完了です」(穂苅さん)
カビを発生させない環境づくり
カビを除去した後、再び発生させないためには、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。穂苅さんが次の5つのポイントを教えてくれました。
(1)換気をこまめに行う
結露はカビの好環境になります。カビ対策のためには、こまめに換気を行ってください。換気扇は出来る限り回した状態にして、朝夕は窓をあけて空気を入れ替えましょう。
(2)温度・湿度管理を意識する
カビが発生しやすい条件は、湿度60%以上、温度20~30℃です。この条件に該当しないように、除湿機を活用する、過度な部屋干しを避ける、必要以上に部屋の温度を上げない、などの工夫を行いましょう。
(3)定期的に掃除をする
カビが発生するためのもう一つの条件は、栄養源があることです。食べこぼしはもちろんのこと、塵やホコリも栄養源になるので、室内を清潔に保ちましょう。
(4)不用品を処分する
床に物がたくさん直置きしてあると、湿気がたまってカビの原因になります。使わないものは処分して、通気性を良くしましょう。
(5)布団やカーペットを敷きっぱなしにしない
寝具やカーペット類はこまめに上げて床掃除をし、天日干しにして湿気を除去してください。敷きっぱなしにしていると、湿気がたまってカビの原因になります」(穂苅さん)
普段から家の中に湿気がたまらないような環境づくりが大切ですね。万一カビを発見しても、水拭きをしないように気をつけましょう。
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(1)換気をこまめに行う
結露はカビの好環境になります。カビ対策のためには、こまめに換気を行ってください。換気扇は出来る限り回した状態にして、朝夕は窓をあけて空気を入れ替えましょう。
(2)温度・湿度管理を意識する
カビが発生しやすい条件は、湿度60%以上、温度20~30℃です。この条件に該当しないように、除湿機を活用する、過度な部屋干しを避ける、必要以上に部屋の温度を上げない、などの工夫を行いましょう。
(3)定期的に掃除をする
カビが発生するためのもう一つの条件は、栄養源があることです。食べこぼしはもちろんのこと、塵やホコリも栄養源になるので、室内を清潔に保ちましょう。
(4)不用品を処分する
床に物がたくさん直置きしてあると、湿気がたまってカビの原因になります。使わないものは処分して、通気性を良くしましょう。
(5)布団やカーペットを敷きっぱなしにしない
寝具やカーペット類はこまめに上げて床掃除をし、天日干しにして湿気を除去してください。敷きっぱなしにしていると、湿気がたまってカビの原因になります」(穂苅さん)
普段から家の中に湿気がたまらないような環境づくりが大切ですね。万一カビを発見しても、水拭きをしないように気をつけましょう。
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