関東・東海で断続的な激しい雨
近畿も局地的な強雨に

夏の高気圧が日本の東から勢力を強めている影響で、高気圧の縁に沿って吹く風が強まり、南から暖かく湿った空気が本州付近に流れ込んでいます。関東や東海には今朝になって再び発達した雨雲が次々に流れ込み、三重県大紀町・藤坂峠では9時20分までの1時間に52.5mmの非常に激しい雨を観測しました。
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雨雲の隙間では日の差している所があるものの、南の海上には発達した雨雲が見えています。関東や東海は次第に雨の範囲が広がり、午後にかけて断続的な激しい雨となる見込みです。

昨日15日(火)に大雨となった静岡県内では、今日も1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあり、今後さらに200mm前後の大雨が予想されます。既に多いところでは300mm以上の雨が降っているため、これまでに降った雨と合わせると総雨量が500mmほどに達してもおかしくありません。平常時よりも少ない雨量でも土砂災害が発生するおそれがあるため、傾斜地など危険な場所には近寄らないようにしてください。

関東でも局地的に激しい雨が降り、道路冠水や低地の浸水、都市河川の増水などの可能性があるため、注意が必要です。

高気圧の強まりに伴って、湿った空気の流れ込みやすい地域は徐々に西へ広がります。近畿では神戸市で8時23分までの1時間に18.0mmのやや強い雨を観測するなど、既に雨の強まった所がある状況です。

午後は四国太平洋側や九州南部などにも雨雲が流れ込みやすくなるとみられます。晴れていても油断は禁物です。

明日17日(木)には活発な雨雲がさらに西へ移るため、関東は明日の朝まで、東海は日中までが注意・警戒の必要な時間になるとみています。代わって、近畿から九州の太平洋側で断続的に強い雨に注意が必要です。

高知県では13日(日)から14日(月)に大雨となったばかりの所に、また強い雨が降ることで災害リスクが高まる見通しです。自治体からの避難情報等も確認するようにしてください。
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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
クロエさん