【大暑・雷雨・台風】ウェザーニュース for business振り返り（2025/7/21〜7/27）

7月22日から二十四節気の「大暑(たいしょ)」に入りました。大暑は8月6日までで、この日をもって、立夏から始まった「夏」が終わり、8月7日の立秋以降、「秋」に入ります。大暑は「大いに暑い」の名前のとおり、一年を通して、暑さの最も厳しい頃となります。
ウェザーニュース for businessのメニューで天気図を見ると勢力の強い太平洋高気圧が日本付近を覆っているのがわかります。台風に近い沖縄を除いて、連日晴れて暑くなったところが多くなりました。

ウェザーニュース for businessでは熱中症の危険度を地図上で把握することができます。7月22日は暑さ指数であるWBGTが高くなると予想されるエリアが北海道にまで及びました。実際の最高気温は「大暑」の名の通り、全国的に暑さが厳しく、関東や近畿、東北の内陸部で38℃以上の猛烈な暑さになりました。
» 京都・福知山の39℃は今年最高、北海道も35℃超え

熱中症危険度＆警戒情報は、今年6月からバージョンアップしています。従来、翌々日までのWBGT・熱中症危険度予測を表示していましたが、それに加えて、過去3日間のWBGTの実績値も確認できるようになりました。また、2024年に実施したソラテナProの観測値と熱中症罹患者データの分析をもとに、特に注意が必要な日を判定、注意喚起メッセージを表示しています。さらに、7月25日（金）からは、「熱中症の特注日アラーム」として通知サービスの提供を開始しました。
>>詳細はこちら

厳しい暑さの日は熱中症だけでなく、急な天候の変化、ゲリラ雷雨に注意が必要です。連日、午後は山沿いを中心に雷を伴った激しい雨となったところがありました。
画像は7月23日の関東周辺のレーダーや雷の様子を示していますが、この日は栃木、群馬で1時間に約110mmの猛烈な雨となりました。
» 記録的短時間大雨情報

7月23日に台風7号、台風8号、7月24日に台風9号が相次いで発生しました。ウェザーニュース for businessの台風進路・暴風域予測で「進路確率」を選択すると、台風の中心位置が今後進む確率の高いエリアから10％刻みで描画したマップを確認することができます。

画像は24日時点の予想ですが、台風7号、8号は共に九州への接近の確率が低いこと、また、台風9号は本州へ上陸するリスクは低いことを表しています。
>>最新の台風情報はこちら

毎週違った角度から、“未来の気候”に迫る専門番組「100年天気予報」。7月25日(金)に放送した第14回目のテーマは「熱帯夜100日時代が来る！？今夜からできる熱中症対策」。

気候変動の影響は、昼だけではありません。今、夜の気温が確実に上がり始めています。

今回の「100年天気予報」では、“熱帯夜”の現状と将来予測、そして 夜間熱中症のリスクとその対策について、科学と生活の両面から深掘りしていきます。

▼内容
・“いつの間にか増えていた”ある夏の現象
・夜でも油断できない、意外なリスクとは？
・「未来の夏の夜」が迎えるかもしれない変化
・先人の知恵にヒントがある？

日々の“寝苦しさ”の裏にある気候の変化、この機会に少しだけ、立ち止まって考えてみませんか？
» 動画一覧はこちら（YouTube）
» 将来の気候変動リスクに関するお問い合わせはこちら