来週前半は東日本、北日本で大雨か　南からの湿った空気の流入強まる

沖縄付近にある低圧部がゆっくり北上し、週末は西日本の太平洋側に湿った空気が流れ込んで、雨の強まる所があります。来週になると低圧部は日本の南に進みますが、その一方で日本の東からは太平洋高気圧が張り出して、動きが遅くなる見込みです。

低圧部と高気圧の間で南寄りの風が強まり、大量の水蒸気を含んだ湿った空気が次々に日本列島へと流れ込みます。東日本や北日本を中心に雨雲が発達して、雨が強まる予想です。

高気圧の勢力によっては気圧配置の変化が小さくなり、同じような所に活発な雨雲がかかり続ける可能性があります。

その場合は梅雨の時期の大雨パターンと同じように雨量が増加する見込みです。土砂災害の危険性が高まったり、川の水位が高くなってもおかしくありませんので、警戒が必要になります。

現時点では17日(木)以降、高気圧が本州付近まで勢力を拡大すると予想しています。関東甲信や東北などは天気が回復するとともに、梅雨明けとなる見通しです。

関東甲信の平年の梅雨明けは7月19日頃ですので、ほぼ平年並みということになります。今週後半に一旦和らぐ暑さも、来週後半には再び戻ってきそうです。
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