鹿児島県十島村で震度6弱　トカラ列島の地震活動では最大の揺れ

今日7月3日(木)の16時13分頃、トカラ列島近海を震源とするマグニチュード5.5、深さ約20kmと推定される地震が発生しました。この地震で鹿児島県十島村・悪石島で最大震度6弱、小宝島で震度3を観測しています。

今回の群発地震の活動として最大の揺れで、過去の群発地震を含めても震度6弱を観測するのは初めてです。鹿児島県全体で見ても、震度6弱以上を観測するのは1997年の鹿児島県薩摩地方の地震以来となります。

6月21日(土)に始まった今回の群発地震は、26日(木)頃に一旦活動が落ち着きましたが、29日(日)頃から再び活発になってきました。マグニチュード5を超えるような比較的規模の大きな地震が増加し、30日(月)に1回、昨日7月2日(金)には2回、震度5弱の強い揺れを観測しています。

今回の地震の規模は速報でマグニチュード5.5と推定されていて、単純な規模の比較では、昨日15時台のマグニチュード5.6とほぼ変わりません。過去の活動ではマグニチュード6.1の地震が起きたことがあります。

震度1以上の有感地震の回数は1000回を超え、地震活動が収まる兆候は見えていません。今後も震度5弱以上の強い揺れを伴う地震のおそれがありますので、崩れやすい急な斜面など危険な所には近づかないようにしてください。
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