5月の世界の気温は過去2番目の高さ アジアや中東で高温続く 米海洋大気庁
西アジアや北アメリカ北部で高温が顕著
5月の世界の気温は20世紀の平均よりも1.10℃高く、5月としては過去2番目に高い記録となりました。これまでの過去最高は昨年2024年で、その差はわずか0.08℃です。
地域別で見るとアジアから中東、北アメリカの北部で特に高くなりました。インドやパキスタンなどの西アジアは4月に続いて顕著な高温で、度々熱波に見舞われています。
ヨーロッパは地域による差が大きく、イギリスなど大西洋に近いエリアでは気温が高い一方で、東部では平年よりも低い水準となりました。
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過去最高だった昨年を上回る確率は低い
また、1月から5月の気温では20世紀の平均を1.25℃上回っていて、過去2番目に高くなっています。NOAAの組織であるNCEI(国立環境情報センター)による2025年の世界の年間気温のランキング見通しでは、最も暖かい年になる確率が1%に低下しました。
これは史上最も暖かかった昨年2024年には及ばないことを示しているだけで、記録的な高温になる見通しであることに変わりはありません。
これは史上最も暖かかった昨年2024年には及ばないことを示しているだけで、記録的な高温になる見通しであることに変わりはありません。
日本の5月は基準値よりやや高め
日本の5月は都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点の観測値の平均で、基準値との差が+0.51℃でした。
太平洋高気圧の勢力の強さを反映して、日本の南から東の海域では高くなった一方で、中国大陸から西日本方面は寒気の影響を受けて、平年並みかやや低めとなりました。
6月に入り太平洋高気圧がさらに勢力を強めていて、特にこれからの6月後半は暑くなる見通しです。1か月の平均気温は5月を上回る水準になるとみられます。
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