週刊地震情報 2025.6.15
三重県南東沖でM4.8 南海トラフ想定震源域の外側
国内:三重県南東沖の地震 最大震度は1
12日(木)12時49分頃、三重県南東沖を震源とするマグニチュード4.8、深さ47kmと推定される地震が発生しました。この地震で東京都神津島村、静岡県東伊豆町、愛知県蒲郡市、一宮市、三重県津市、松阪市、伊勢市、滋賀県東近江市、奈良県奈良市など広い範囲で震度1を観測しています。
地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
今回の震源は南海トラフ想定震源域よりも南に少し外れている領域です。フィリピン海プレートの内部で発生したとみられます。
この領域ではマグニチュード4クラスの地震はしばしば起きていて、最近では東側で2023年にマグニチュード4.5の地震がありました。また、2004年には100kmほど南西側の領域でマグニチュード7.1と7.4の地震が発生し、いずれも最大震度5弱を観測しています。
南海トラフ巨大地震とは違うタイプではあるものの、2004年の地震では和歌山県串本に0.9mの津波が到達しました。
地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
今回の震源は南海トラフ想定震源域よりも南に少し外れている領域です。フィリピン海プレートの内部で発生したとみられます。
この領域ではマグニチュード4クラスの地震はしばしば起きていて、最近では東側で2023年にマグニチュード4.5の地震がありました。また、2004年には100kmほど南西側の領域でマグニチュード7.1と7.4の地震が発生し、いずれも最大震度5弱を観測しています。
南海トラフ巨大地震とは違うタイプではあるものの、2004年の地震では和歌山県串本に0.9mの津波が到達しました。
国内:千島列島でM6.1の地震
14日(土)3時36分頃、千島列島を震源とするマグニチュード6.1、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道函館市、根室市、青森県八戸市、南部町、岩手県盛岡市などで最大震度1を観測しています。
地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。千島列島を震源とする有感地震は2024年12月以来、今回のように浅い震源のタイプに限定すると、2021年のマグニチュード6.6、深さ30kmの地震以来です。
今回の地震は千島海溝に近く、プレート境界周辺で発生したとみられます。想定されている千島海溝沿いの巨大地震の領域外ではあるものの、2007年にはマグニチュード8.2、2006年にはマグニチュード7.9の地震が発生しました。
いずれの地震でも津波警報が発表され、2006年の地震では最大0.8m、2007年は0.4mの津波を観測しています。
地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。千島列島を震源とする有感地震は2024年12月以来、今回のように浅い震源のタイプに限定すると、2021年のマグニチュード6.6、深さ30kmの地震以来です。
今回の地震は千島海溝に近く、プレート境界周辺で発生したとみられます。想定されている千島海溝沿いの巨大地震の領域外ではあるものの、2007年にはマグニチュード8.2、2006年にはマグニチュード7.9の地震が発生しました。
いずれの地震でも津波警報が発表され、2006年の地震では最大0.8m、2007年は0.4mの津波を観測しています。
世界:台湾でM5.9 震度5弱相当の揺れ
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。最も大きな地震は、前述した千島列島で発生したマグニチュード6.1です。
今回は台湾で発生した地震に注目します。日本時間の11日(水)の夜に台湾の東を震源とするマグニチュード5.9、深さ約31kmと推定される地震が発生しました。台湾の気象当局ではマグニチュード6.4と解析していて、最大震度は5弱を記録しています。(台湾の震度階級は日本とほぼ同じです。)
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
台湾付近はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界になっていて、地震活動が非常に活発です。今回の震源の少し北では昨年4月にマグニチュード7.4の同じタイプの地震があり、花蓮県を中心に大きな被害に見舞われました。
今回は台湾で発生した地震に注目します。日本時間の11日(水)の夜に台湾の東を震源とするマグニチュード5.9、深さ約31kmと推定される地震が発生しました。台湾の気象当局ではマグニチュード6.4と解析していて、最大震度は5弱を記録しています。(台湾の震度階級は日本とほぼ同じです。)
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
台湾付近はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界になっていて、地震活動が非常に活発です。今回の震源の少し北では昨年4月にマグニチュード7.4の同じタイプの地震があり、花蓮県を中心に大きな被害に見舞われました。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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