今後5年間の平均気温 産業革命以前より1.5℃以上高い確率が70% WMO報告書
今後5年間も高温傾向が続く可能性が極めて高い
世界各国の研究機関によるシミュレーション結果から、2025〜2029年の5年間の地球の年平均気温は、記録的もしくはそれに近い水準を維持すると考えられます。
2029年までの5年間の平均気温が、産業革命以前(1850〜1900年)の平均よりも1.5℃以上高くなる確率は70%となっています。長期的な気温上昇(10年単位の平均)に関しては、パリ協定で定められた基準値である1.5℃未満に留まっているものの、段々と近づいている状況です。
また、2024年に記録した過去最も暑い年の気温を上回る確率は80%と非常に高い数字です。
2029年までの5年間の平均気温が、産業革命以前(1850〜1900年)の平均よりも1.5℃以上高くなる確率は70%となっています。長期的な気温上昇(10年単位の平均)に関しては、パリ協定で定められた基準値である1.5℃未満に留まっているものの、段々と近づいている状況です。
また、2024年に記録した過去最も暑い年の気温を上回る確率は80%と非常に高い数字です。
北極圏の気温上昇が顕著で、海氷は減少
北極圏の気温の上昇は他の地域に比べると顕著になるとみられます。11〜3月の平均気温予測では、北緯60度以北が地球全体の平均に比べて3.5倍以上、1991〜2020年平均との差が大きくなっています。
年間で海氷が最も多くなる3月は、気温上昇の影響もありバレンツ海やベーリング海、オホーツク海で大幅な海氷の減少が予測されています。
年間で海氷が最も多くなる3月は、気温上昇の影響もありバレンツ海やベーリング海、オホーツク海で大幅な海氷の減少が予測されています。
今年1〜4月の気温は過去2番目の高さ
アメリカの海洋大気庁の解析では1〜4月までの平均気温が過去2番目に高い水準となっていて、温暖化の進行が懸念されます。温暖化の影響は私たちの生活にも大きな変化をもたらす可能性があります。
関連記事「4月の世界の気温は昨年に次ぐ高さ」
ウェザーニュースでは、気象情報会社の立場から地球温暖化対策に取り組むとともに、さまざまな情報をわかりやすく解説し、みなさんと一緒に地球の未来を考えていきます。まずは気候変動について知るところから、一緒に取り組んでいきましょう。
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