北陸で光学現象が出現 ハロに加えて幻日環も現れる

2025-05-29 10:25 ウェザーニュース

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上空高い所の薄雲が広がっている北陸で光学現象が現れています。ハロに加えて、あまり頻繁には見られない幻日環(げんじつかん)が出現した所もありました。

薄雲を構成する氷の粒で太陽の光が屈折

今日は前線や気圧の谷の影響で、西日本から厚い雲が広がっています。北陸地方は上空高い所の薄雲が中心で、まだ太陽の姿は確認できるくらいです。

薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させることで、光のリング「ハロ」の見えている所が多くなっています。「ハロ」は上空の高い所に太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっているときに、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれる光学現象です。

また、石川県や富山県では「幻日環」も現れました。「幻日環」は天頂を中心として、太陽を通る光の環です。高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶が太陽の光を主に反射することで現れるため、分光はされずに白く見えます。太陽の高度によって見かけの環の大きさが変化し、高度が高いほど見かけが小さくなります。ハロに比べると出現頻度は低く、これだけはっきり見えることは多くはありません。

北陸では午後にかけて雲が厚みを増し、段々と太陽が見えなくなってくる見込みです。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
かずひさん
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