刺されたらどうする? 5〜6月に気をつけたい毛虫の正体
2025-05-18 05:00 ウェザーニュース
5〜6月に注意したい毛虫の正体とは
庭木や生け垣などにつく毛虫に注意したい季節がやってきました。庭などの身近な場所で見つけたとき、注意が必要な毛虫かどうかを見分けることはできるのでしょうか。
「ケムシ類は、ガの幼虫です。体がたくさんの毛で覆われているのが、『チャドクガ』です。チャドクガは、ツバキ、サザンカ、茶などツバキ科植物の葉を食べ、植え込みや生垣などで発生します。
幼虫は、毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毒を持った毛に覆われています。庭木の手入れをしている時に触れることが多いため、見つけたら触れないよう注意が必要です。
ほかに、見かけることが多いのは『アメリカシロヒトリ』です。毛はありますが毒針毛はありません。街路樹などで大量発生して、葉を食べつくしてしまうこともあると言われています」
チャドクガは、なぜ危険なのでしょうか。
「チャドクガの毒針毛は1匹あたり約30万本あり、毒成分が含まれています。触れてしまうと、皮膚に炎症反応を起こします。しかも毒針毛は0.1mmと、肉眼では見えないくらい微細で、抜けやすく、触れたことに気付かない場合も多いため注意が必要です。
毒針毛を持つ幼虫が出現するのは5~6月、8月~9月の年2回です」
「ケムシ類は、ガの幼虫です。体がたくさんの毛で覆われているのが、『チャドクガ』です。チャドクガは、ツバキ、サザンカ、茶などツバキ科植物の葉を食べ、植え込みや生垣などで発生します。
幼虫は、毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毒を持った毛に覆われています。庭木の手入れをしている時に触れることが多いため、見つけたら触れないよう注意が必要です。
ほかに、見かけることが多いのは『アメリカシロヒトリ』です。毛はありますが毒針毛はありません。街路樹などで大量発生して、葉を食べつくしてしまうこともあると言われています」
チャドクガは、なぜ危険なのでしょうか。
「チャドクガの毒針毛は1匹あたり約30万本あり、毒成分が含まれています。触れてしまうと、皮膚に炎症反応を起こします。しかも毒針毛は0.1mmと、肉眼では見えないくらい微細で、抜けやすく、触れたことに気付かない場合も多いため注意が必要です。
毒針毛を持つ幼虫が出現するのは5~6月、8月~9月の年2回です」
毛虫に触れたときのNG行動と正しい対策
チャドクガの毛虫に触れてしまったときは、どうしたらよいのでしょうか。
「皮膚に毒針毛が触れてしまった直後は、こすったりかいたりしないこと。毒針毛をテープなどで除去して、石鹸などを泡立てて洗い流します。皮膚炎の症状がある場合は、皮膚科を受診することをおすすめします」
服にも注意が必要だといいます。
「ツバキやサザンカの近くに行くことがあった際は、微細な毒針毛が衣服に付着していることがあります。洗濯の際は、ほかの洗濯物とは一緒に洗わないことをおすすめします」
「皮膚に毒針毛が触れてしまった直後は、こすったりかいたりしないこと。毒針毛をテープなどで除去して、石鹸などを泡立てて洗い流します。皮膚炎の症状がある場合は、皮膚科を受診することをおすすめします」
服にも注意が必要だといいます。
「ツバキやサザンカの近くに行くことがあった際は、微細な毒針毛が衣服に付着していることがあります。洗濯の際は、ほかの洗濯物とは一緒に洗わないことをおすすめします」
庭で発生してしまったら
庭などで毛虫を発見し場合、どうしたらよいのでしょうか。
「まだ小さい幼虫が群生している葉を見つけた場合は、大きなゴミ袋などで覆って、枝ごと切り落として廃棄しましょう。成虫が屋内に入ってきた場合は、追い払ったりせず、ビニール手袋や雑巾などで包んで捕らえて、そのまま捨てましょう。
樹木類やツツジ類のチャドクガを駆除する際には、ケムシ用駆除スプレーがおすすめですが、噴霧することで毒針毛が飛ぶこともあるので、距離をとって注意しながら使用します。その際、ビニール手袋を着用するなど、肌を露出しないようにしましょう」
今の毛虫退治は、将来の予防にもなるといいます。
「チャドクガの幼虫は、6月にはいったん発生が収まりますが油断はできません。今の時期に幼虫が大発生しているということは、この幼虫たちが大量に成虫になり、7~8月にかけて産卵すると考えられます。今年8月~9月にかけては、チャドクガ幼虫の大発生の恐れがあるのです。
なお、アメリカシロヒトリについても、大量発生すると幼虫が植物に害を与えますので、早めに駆除することをおすすめします」
木々の緑が日に日に濃くなっていく季節ですが、そこで活動する虫も増えていくものです。被害にあわないよう、十分に注意するようにしましょう。
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「まだ小さい幼虫が群生している葉を見つけた場合は、大きなゴミ袋などで覆って、枝ごと切り落として廃棄しましょう。成虫が屋内に入ってきた場合は、追い払ったりせず、ビニール手袋や雑巾などで包んで捕らえて、そのまま捨てましょう。
樹木類やツツジ類のチャドクガを駆除する際には、ケムシ用駆除スプレーがおすすめですが、噴霧することで毒針毛が飛ぶこともあるので、距離をとって注意しながら使用します。その際、ビニール手袋を着用するなど、肌を露出しないようにしましょう」
今の毛虫退治は、将来の予防にもなるといいます。
「チャドクガの幼虫は、6月にはいったん発生が収まりますが油断はできません。今の時期に幼虫が大発生しているということは、この幼虫たちが大量に成虫になり、7~8月にかけて産卵すると考えられます。今年8月~9月にかけては、チャドクガ幼虫の大発生の恐れがあるのです。
なお、アメリカシロヒトリについても、大量発生すると幼虫が植物に害を与えますので、早めに駆除することをおすすめします」
木々の緑が日に日に濃くなっていく季節ですが、そこで活動する虫も増えていくものです。被害にあわないよう、十分に注意するようにしましょう。
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