梅雨のはしり・早くも夏到来？ウェザーニュース for business振り返り(2025/5/12〜5/18)

5月16日(金)、気象台は「九州南部が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より14日早く、昨年より23日早い梅雨入りです。

九州南部の梅雨入りが沖縄より早いのは1976年以来49年ぶり、奄美より早いのは1954年以来71年ぶり（同日となるのは2000年以来25年ぶり）で、九州南部が全国で最初に梅雨入りとなるのは1951年からの統計史上初めてのことです。

14日(水)に発表した梅雨見解では、全国的に梅雨の期間は短い傾向としつつも、総雨量は九州〜東北で平年並か多く、6月下旬から7月前半は大雨災害に警戒を呼びかけています。詳しくはプレスリリースを参照ください。
» 2025年「梅雨入り・梅雨明け見解」

16日(金)は沖縄や奄美、北海道で30℃以上の真夏日の所がありました。沖縄や奄美は夏の高気圧に覆われて気温が上がり、全国で最も気温が上がった沖縄県伊是名村では31.1℃まで上昇。那覇市でも30.3℃まで上がって、今年初の真夏日となりました。

沖縄では週明けまで晴れて暑さが続く見込みで、熱中症に警戒が必要です。暑さに慣れてない5月のうちの気温上昇ということもあり、熱中症危険度は「危険」となる時間帯があります。

今年6月からは、労働安全衛生規則が改正され、熱中症への対策がより強化されます。スタッフの体調管理や観光などのお客様の熱中症対策に、「熱中症危険度＆警戒情報」メニューやソラテナProのご利用をご検討ください。
» 【熱中症対策】法改正の内容と具体的な対策方法を確認

17日（土）は梅雨前線の雨雲が西日本から東日本に広がり、太平洋側で強雨となったところも。静岡・山梨県内などの一部では、ウェザーニュースの解析では線状降水帯も発生しました。本州付近も、本格的な雨のシーズンが近づいています。梅雨入り発表を待たずに、大雨への対策を進めていきましょう。
» 【自治体：防災業務向け】実況監視コンテンツをリリース

4月18日(金)からスタートした専門番組「100年天気予報」毎週、違った角度から“未来の気候”に迫ります。

今週のテーマ「海面上昇が生活に与える影響は？」

地球温暖化の進行に伴い、海面上昇が世界各地で加速しており、日本国内でも沿岸部を中心に浸水リスクが高まっている地域があります。
今回の放送では、最新データをもとに海面上昇の現状と将来予測を詳しく解説。さらに、各国の対策や適応策も紹介しながら、私たちの暮らしにどのような影響が出るのかを考えます。
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