世界の高温傾向続く 3月は欧州で特に気温が高い 米海洋大気庁

2025-04-11 09:12 ウェザーニュース

NOAA・アメリカ海洋大気庁は3月の世界の気温について、2月に続いて過去3番目の高さであるとの解析結果を発表しました。特にヨーロッパは高温傾向が顕著で、最も暖かな3月になっています。

ヨーロッパで記録的な高温の3月に

世界の気温は20世紀の平均よりも1.31℃高くなりました。平均との偏差は1月、2月と同水準で、3月としては過去3番目の高さです。

中でもヨーロッパは高温傾向が顕著で、平均との差が3.15℃と昨年2024年や2014年を上回る、過去最も暖かな3月になっています。上空を流れる強い西寄りの風、偏西風がヨーロッパ付近で大きく北に蛇行し、暖気が流れ込みやすくなったことが大きな要因と考えられます。

日本を含むアジアは極端な高温傾向にはならず、中国東北区からロシア極東エリアは平年よりも低くなりました。

また、1月から3月の気温では20世紀の平均を1.31℃上回っていて、過去2番目の高さとなっています。NOAAの組織であるNCEI(国立環境情報センター)は2025年の世界の年間気温のランキング見通しを更新し、最も暖かい年になる確率が6.2%と、2月時点から若干上昇しています。

日本の3月は基準値より1℃ほど高め

日本の3月の平均気温は、都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点の観測値の平均で基準値との差が+1.13℃でした。

寒暖の差が非常に大きかったのが特徴的で、3月下旬の記録的な高温が大きく影響して、基準値を上回りました。
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