埼玉など関東の一部でキリ　濃霧による視界不良に注意

ウェザーニュースアプリのユーザーからの霧の投稿を集計すると、今朝は概ね武蔵野線よりも北の地域を中心に濃い霧の報告が多くなっていることがわかります。

霧は地上付近にさほど厚みなく発生している模様で、さいたま市では雲海状の霧の上に高層建物が頭を出している様子が見られました（写真）。

この様子はひまわり9号の気象衛星画像からもとらえられています。地上付近の霧は「赤外画像」では捉えることができませんが、「可視画像」では明瞭に確認することができるため、容易に判別することができます。

今朝の霧は昨日の雨によって豊富になった空気中の水蒸気が、夜間の気温低下で水滴となって浮遊した「放射霧」とみられます。このタイプの霧は気温の上昇とともに解消するため、関東では午前中のうちに晴れてくるところが多いとみられます。日曜日以来となる晴天をぜひ有効活用してください。
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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿） くりちゃん さん