北海道・網走で「流氷接岸初日」
沖合に確認されてから二日で岸に

2025-02-17 12:58 ウェザーニュース

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今日2月17日(月)、網走地方気象台は「流氷接岸初日」を発表しました。

接岸初日は、流氷が接岸するか沿岸部分の水路が無くなり船舶の航行が出来なくなった最初の日のことです。平年より13日遅く、昨年より26日遅い観測となりました。

オホーツク海を南下し北海道に到着

網走では二日前の15日(土)に、海岸から沖合にある流氷を目視で確認できた最初の日である「流氷初日」が発表されていました。ここ数日はオホーツク海に発達した低気圧があり北西の風が続いていたため、沖合の流氷が一気に岸まで到達したとみられます。「流氷初日」は統計開始以来最も遅い観測でしたが、「流氷接岸初日」は2012年と同日で4位タイの遅い記録となりました。

オホーツク海の流氷は、ロシアと中国の国境を流れるアムール川の河口付近で生まれたものが、北風や海流に押されて南へ運ばれてくるものです。

オホーツク海に大量の淡水を供給するアムール川の河口近くでは、水深50mくらいまで海水の塩分濃度が低くなるといいます。海水は塩分濃度が低くなると凍りやすくなるため、シベリアの大地から吹きつける冷たい風によって表面が凍り、だんだんと流氷が形成されるのです。

岸に近づいたり離れたりしながら1か月ほど滞在

網走の「海明け」の平年日は3月15日です。これから1か月ほどの間、流氷の季節が続くとみられます。

注)海明け:全氷量が5以下になり、かつ沿岸水路ができて船舶の航行が可能になった最初の日。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
アカピッピガメ🐢さん
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