夏にかけてラニーニャ、エルニーニョの発生可能性低い(エルニーニョ監視速報)
海面水温は基準値に近づく
1月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は−0.1℃で、前月よりも高く基準値に近い値となりました。また、エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の10月の値は−0.3℃で、こちらも基準値に近い値です。
太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高く、中部では平年より低くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は平年よりも強くなっています。
大気と海洋の状態は海面水温の基準値との差をのぞくと、ラニーニャ現象の時にみられる特徴が現れています。
太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高く、中部では平年より低くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は平年よりも強くなっています。
大気と海洋の状態は海面水温の基準値との差をのぞくと、ラニーニャ現象の時にみられる特徴が現れています。
平常の状態が継続する予想
実況では太平洋赤道域の中部から東部で海洋表層の冷水が継続しています。
エルニーニョ/ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果によると今後、太平洋赤道域の中部から東部の冷水が東進し、冬の間はラニーニャ現象に近い状態が続くとみられます。
春にかけては海面水温が上昇し、その後は夏にかけて基準値に近い値で推移すると予測しています。
5月までは平常の状態になる可能性が80〜90%と高く、6月も60%と高い確率です。エルニーニョ現象、ラニーニャ現象になる確率はどちらも20%となっています。
▼エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の定義
気象庁ではエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合を「エルニーニョ現象」、−0.5℃以下となった場合を「ラニーニャ現象」と定義しています。
エルニーニョ/ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果によると今後、太平洋赤道域の中部から東部の冷水が東進し、冬の間はラニーニャ現象に近い状態が続くとみられます。
春にかけては海面水温が上昇し、その後は夏にかけて基準値に近い値で推移すると予測しています。
5月までは平常の状態になる可能性が80〜90%と高く、6月も60%と高い確率です。エルニーニョ現象、ラニーニャ現象になる確率はどちらも20%となっています。
▼エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の定義
気象庁ではエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合を「エルニーニョ現象」、−0.5℃以下となった場合を「ラニーニャ現象」と定義しています。
3月以降は急速に季節が進む
2月に入ってからは北極からの寒気が日本付近に南下しやすい傾向が続いていて、西日本を中心に平年並みか平年よりも低い気温が予想されています。
海面水温が基準値に近づくことで、3月以降は上空の偏西風も平年に近い位置を吹く見通しです。このため、2月の寒さが落ち着いた後は季節の進みが早まり、3月から4月にかけては気温が高めになる所が多くなるとみられます。
急激な季節の変化で体調を崩さないようにご注意ください。
» この先3か月の長期予報
海面水温が基準値に近づくことで、3月以降は上空の偏西風も平年に近い位置を吹く見通しです。このため、2月の寒さが落ち着いた後は季節の進みが早まり、3月から4月にかけては気温が高めになる所が多くなるとみられます。
急激な季節の変化で体調を崩さないようにご注意ください。
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出典
気象庁
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