米・カリフォルニアに「サンタ・アナ風」　山火事の発生、拡大のおそれ

現地時間の7日(火)にロサンゼルスの近郊で発生した山火事が急速に拡大しています。「サンタ・アナ風（Santa Ana winds）」と呼ばれる局地風の影響でさらに延焼範囲が広がるおそれがあるとして、現地当局では警戒を強めています。

アメリカ大陸の中央部で高気圧が勢力を強め、カリフォルニア州では北東の風が強まりやすい気圧配置です。

ロサンゼルス近郊の丘陵地帯では瞬間的に30m/s前後の暴風が吹き、湿度は10%前後まで低下している所があります。
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サンタ・アナ風はたびたび大規模な山火事を引き起こしていて、今回も火災の発生から短い時間で延焼範囲が拡大している状況です。風はさらに強まり、局地的には40m/s以上の風速に達するとみられることから、アメリカの気象当局は「Red Flag Warning（山火事の警報）」や「High Wind Warning（強風警報）」を発表。ロサンゼルス市も市民に対して警戒を呼びかけています。

暴風は少なくとも現地時間の8日(水)日中は続く見通しで、暴風や火災による被害の拡大が心配されます。
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