【今季最強の寒波襲来】ウェザーニュース for businessで振り返る（2/3～2/9）

2月4日(火)から寒波の影響を受けて、北日本から西日本にかけて広範囲で雪が降りました。特に北海道や北陸地方では記録的な大雪となりました。
北海道の帯広市では、4日(火)から5日(水)にかけての一晩で積雪が5cmから129cmに急増し、記録的な大雪となりました。
市内では車が雪に埋もれるなどの被害が報告され、十勝地方や釧路地方には大雪警報、根室地方には暴風雪警報が発表されました。
さらに、帯広市や釧路市の空港では滑走路が閉鎖され、多数のフライトが欠航となり、約370の学校が休校を余儀なくされました。配送業務にも遅延が発生し、物流への影響が拡大しました。

北陸地方では、日本海寒帯気団収束帯（JPCZ）の影響により大雪が続きました。山地では実際に1mを超える積雪が観測され、大雪警報が発表されました。西日本でも大雪の影響が広がり、鹿児島市、長崎市、佐賀市、下関市などで積雪が観測されました。中国地方では6日(木)には約1400戸が停電し、復旧作業が進められました。

また、東京でも6日(木)に最低気温が−0.6℃となり、2日連続の氷点下で今冬最も低い気温を記録しました。

7日(金)夜から８日(土)朝にかけては再び寒気の流れ込みが強まり、東海や近畿に雪雲が流れ込みました。名古屋市でも積雪1cmを観測。京都市の積雪深は一時8cmに達し、京都市で5cm以上の積雪になるのは2023年1月以来、約2年ぶりです。

ウェザーニュース for businessの気象情報メニュー「写真＆動画リポート」では、ウェザーニュースアプリを利用する皆さんから、リアルタイムな積雪情報が届きます。
職場周辺の路面状況の把握などにもぜひご活用ください。

また、今回の寒波の影響で国土交通省は「大雪に対する緊急発表」を行い、交通の混乱を防ぐため、各高速道路会社は予防的な通行止めを実施しました。

＜主な通行止め区間と実施日＞
■道東自動車道（夕張IC～十勝清水IC）（2月3日夜）：北海道東部の大雪・暴風雪の予報を受け、22時頃より予防的通行止めを実施。
■磐越自動車道（磐梯熱海IC～安田IC）（2月5日昼頃～）：福島県・新潟県での大雪予報に伴い、昼頃より予防的通行止めを実施。
■東名・名神（小牧JCT~京都東IC）、新名神（四日市JCT~草津JCT）（亀山JCT~亀山西JCT）、伊勢湾岸（みえ川越IC~四日市JCT）、東海環状（大野神戸IC~養老IC）（大安IC~新四日市JCT）、東名阪（桑名東IC~伊勢関IC）、伊勢（伊勢関IC~津IC）、東海北陸（一宮JCT~一宮木曽川IC）（白鳥IC~飛騨清見IC）など：近畿・中部地方での積雪の影響を考慮し、7日夜から予防的通行止めを実施。

ウェザーニュース for businessのオプションサービスである交通影響度予測では荒天により高速道路に影響がある場合、お知らせから各高速道路事業者のお知らせ情報を確認することができます。ぜひご活用ください。　

ウェザーニュース for businessでは、1月28日(火)から段階的に大雪に関する注意喚起PUSH通知や気象解説ウェビナーの開催なども行い、導入企業・自治体の皆さま向けに最新の気象情報をご提供させていただきました。

今回の大雪では、オプションサービスの「交通影響予測」や「大雪のダッシュボード」なども参考情報として有効活用されました。
※オプションサービスの交通影響度予測や大雪ダッシュボードをご希望の方は、担当者や以下までお気軽にご連絡ください。
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■交通影響予測の導入事例のご紹介■
花王ロジスティクス株式会社様のご導入事例になります。2024年7月よりサービスを導入いただき、従業員のみなさんの安全や年間24億個の商品の配送計画にご活用いただいています。ぜひ、こちらもご参照ください。
» 花王ロジスティクス株式会社様ご導入事例

また、次の荒天などに備えてPUSH通知の受信設定がONになっているかなど、改めてご確認をお願いします。