【木枯らし1号、週末は沖縄・奄美で記録的大雨】ウェザーニュース for businessで振り返る（11/4～11/10）

11/7(木)を中心に日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が流れ込みました。その影響で日本海側を中心に天気が崩れ、札幌でも今季初めての積雪を観測。ウェザーニュースアプリを利用する会員の皆さんからもたくさんの積雪リポートが届き、写真＆動画リポートからもその様子が確認できました。

また、ウェザーニュース for businessでは11月から冬季限定メニューの提供を開始しました。そのうちの一つである「雨雪レーダー」では降水をもたらしている領域が雨か雪なのかを判別することができ、30時間先まで予測を見ることが可能です。また「積雪予測（大雪リスク）」では降った雪が今後どれくらい積もる可能性があるのかをマップ上や各拠点ごとに確認することができます。雪による被害を減らすためにもこれらのコンテンツを活用し業務にお役立てください。
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11/7(木)は、北海道などでは雪となった一方で太平洋側では風が強まり、東京地方と近畿地方でそれぞれ木枯らし1号が発表されました。（東京は昨年に比べて6日早い発表、大阪は昨年より4日早い発表）東京地方と近畿地方でそれぞれ木枯らしとなる条件はやや異なるものの、冬型の気圧配置で概ね北寄りの風が強まることによって発表がされます。

ウェザーニュース for businessでも「アメダス」メニューが追加されて観測値について確認することが可能となりました。この「アメダス」メニューでは現在の観測値だけでなく2018年1月以降の観測値について確認することができます。また同様に雨雲レーダーや落雷（落雷は2022年1月以降）についても過去のデータを参照することが可能です。「写真＆動画リポート」とあわせることで過去の特徴的な事例について、当時の状況を計り知ることができますのでぜひ有効にご活用ください。

ウェザーニュース for businessではウェザーニュースアプリを利用するユーザーの皆さんから寄せられた天気や体感の報告を「天気＆体感リポート」で見ることができます。
11月5日(火)のお昼と11月8日(金)の体感リポートについて比較してみると、寒いと感じているユーザーが増えてきていることが確認できます。
こうした体感の変化は商品やエネルギーの需要にも大きな影響を与えます。季節の変わり目には体感の変化を感じる方が多くなるため、こちらの体感リポートにも注目してみてください。
» 天気＆体感リポートはこちら

沖縄や奄美では、本州付近に中心をもつ高気圧の縁辺をまわる湿った空気が流れ込みやすくなりました。この影響で8日(金)から活発な雨雲が多数発生・発達を繰り返し、9日(土)2時40分に、鹿児島県奄美地方の与論町に大雨特別警報が発表されました。9日(土)8時20分までにアメダス与論島の24時間雨量は594.0mmに達しました。これは1978年(昭和53年)からの観測史上1位の記録的な大雨です。また、鹿児島県が設置した雨量計では8時30分までの24時間に813.0mmを観測しました。

さらに、沖縄県国頭村東部付近では10日(日)5時20分までの1時間に120mm以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。また、10日(日)7時37分、沖縄県大宜味村は田嘉里川への河川洪水警報レベル５発令に伴い、喜如嘉住区に「緊急安全確保」を発令。
沖縄県国頭村によると10日(日)17時までに、村内各地で23件の床上浸水と33件の床下浸水が確認されています。また、国頭村の大国林道では土砂崩れで道路が寸断されるなど、大規模な災害が発生しました。
» 与論町に大雨特別警報
» 与論島では昭和53年からの観測史上1位
» 沖縄県で1時間に120mm以上の猛烈な雨　記録的短時間大雨情報