ハリケーンが猛発達しカテゴリー5に　アメリカ・フロリダ州に非常事態宣言

日本時間の7日(月)未明にメキシコ湾西部でハリケーンMiltonが発生しました。30℃以上の高い海面水温や風の条件が発達に適していたことで急速に勢力を強めています。

アメリカの国立ハリケーンセンターの解析では日本時間の7日(月)3時で988hPaだった中心気圧は、8日(火)6時には905hPaまで低下しました。中心付近の最大風速は80m/sに達しているとみられ、5段階ある強さのランクで最も強いカテゴリー5のハリケーンです。衛星画像では中心付近に非常に明瞭な目が現れています。
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メキシコ湾・大西洋エリアで中心気圧が900hPa台まで低下したハリケーンは、2017年のハリケーンMaria以来となります。また、このエリアとしては2005年のWilma、2007年のFelixに次ぐ史上3番目となる急発達です。
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ハリケーンMiltonはメキシコ・ユカタン半島の北を東進したあと、やや北寄りに進路を変える見込みです。日本時間の明後日10日(木)にはフロリダ半島を直撃する可能性が高くなっています。

上陸時もカテゴリー3以上の勢力を保つ見通しで、フロリダ州を中心に大雨や暴風、高潮による災害のおそれがあります。フロリダ州は先日、ハリケーンHeleneが上陸し大きな被害が出たばかりです。すでに影響が大きいとみられる地域には、州知事から非常事態宣言が発令され、避難も始まっています。
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