線香花火は東西で違う!? 燃え方には4段階
より儚い光に
「誰が一番長くもつか」と、線香花火で競争をした方は多いのではないでしょうか?ただ、最近の線香花火はほとんどが海外からの輸入もの。安価な代わりに火の玉が落ちやすく、以前に比べるとより儚い光となっています。
東西で異なる線香花火
線香花火の一生
線香花火は、火をつけてから火の玉が落ちるまでの燃え方に違いがあり、それぞれに名前があります。
【蕾】点火から次第に大きくなっていく火の玉。花を咲かせる前に見立てて「蕾」と呼ばれます。
【牡丹】パチパチと力強い火花が、一つずつはじけ始めます。
【松葉】「牡丹」から勢いを増し、次々に火花が散る段階。まるで「松葉」のように沢山の火花が四方八方に広がります。
【散り菊】勢いのあった火花が、一本、まだ一本と落ちていきます。火の玉がだんだんと色を変え、光を失い、線香花火はその一生を終えます。
名前と共に燃え方を改めてみて見ると、どの段階にも味わい深いものがありますね。繊細さや儚さがきわ立つ中、表情豊かなところも線香花火の魅力の一つです。
ちなみに、使い切らずに残った線香花火は、とっておくのがおすすめです。実は、線香花火は湿気を吸ったり吐いたりと“呼吸”しています。その繰り返しにより、比重が違うために本来は混ざりにくい硝石と硫黄、松煙がなじみ、火花がより美しくなるのです。
この夏は線香花火の光で粋な時間を楽しんでみませんか?
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【蕾】点火から次第に大きくなっていく火の玉。花を咲かせる前に見立てて「蕾」と呼ばれます。
【牡丹】パチパチと力強い火花が、一つずつはじけ始めます。
【松葉】「牡丹」から勢いを増し、次々に火花が散る段階。まるで「松葉」のように沢山の火花が四方八方に広がります。
【散り菊】勢いのあった火花が、一本、まだ一本と落ちていきます。火の玉がだんだんと色を変え、光を失い、線香花火はその一生を終えます。
名前と共に燃え方を改めてみて見ると、どの段階にも味わい深いものがありますね。繊細さや儚さがきわ立つ中、表情豊かなところも線香花火の魅力の一つです。
ちなみに、使い切らずに残った線香花火は、とっておくのがおすすめです。実は、線香花火は湿気を吸ったり吐いたりと“呼吸”しています。その繰り返しにより、比重が違うために本来は混ざりにくい硝石と硫黄、松煙がなじみ、火花がより美しくなるのです。
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