暑さ目前! いざ使うときに「動かない」を防ぐ、効果的なエアコン試運転の方法

2026-05-06 05:05 ウェザーニュース

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ゴールデンウィークになり過ごしやすい五月晴れが訪れましたが、いまのうちから湿気の高い梅雨時と「酷暑日」の真夏に“ウチのエアコンはきちんと動いてくれるのか”と、気にかけている方も少なくないようです。

エアコンにはいざという時の「動かない」を防ぐため、暑くなる前の試運転が欠かせません。試運転が必要な理由や最適な時期、さらに試運転時のポイントなどについて、ダイキン工業コーポレートコミュニケーション室広報グループの重政周之(しげまさ・ちかし)さんに解説して頂きました。

暑くなる前にエアコンの試運転をする理由

「暑くなる前に試運転を」と呼び掛けられているのは、どのような理由からなのでしょうか。

「例年、エアコンの冷房が本格的に使われる7~8月にエアコンの点検・修理や買い替えに関するお問い合わせが集中し、近年では気温の上昇に伴って6月のお問い合わせも増加しはじめています。

こうした時期の修理や工事は通常以上に時間がかかってしまうこともあり、暑い中でエアコンが使えない事態を軽減できるよう、毎年試運転の実施を呼びかけています。

5月中までの期間が試運転に最適ですので、その間にぜひ実施して頂きたいと思っています」(重政さん)

「試運転指数」で最適な時期をチェック

5月までの期間が「最適な時期」というのは、対応依頼の集中以外にも理由があるのでしょうか。

「試運転に適した時期は、お問い合わせの集中以外に気温も関係しています。そのため、ダイキンでは試運転に適した日を把握する目安として、気温をもとにした『エアコン試運転指数』を作りました。

エアコンの試運転は早い時期に済ませてしまえば良いという訳ではなく、実は気温が20℃以下の日は『不向き』です。ある程度気温が高くないと、冷房運転が作動しなかったりすぐに止まってしまったりして十分な試運転ができない可能性があるためです。
気温が21℃を超えると試運転に適した室温になる可能性が高まってきます。気温21~22℃は試運転に『適した時期』で、試運転に『最適な時期』の目安は気温23~25℃の環境です。ちょうど5月頃がこの時期にあたりますので、積極的な試運転に取り組んでください。

26℃以上になると熱中症が心配される環境になってしまう可能性もあり、『急いで実施』していただきたいと思います。

なお、室温は天気・在室人数や家電・照明といった発熱体の量、住宅の気密性・断熱性などによっても変化します。室温が高くなっていないか、早めに注意を払うことも大切です」(重政さん)
今年は早い段階から各地で夏日や真夏日が観測されているにもかかわらず、ウェザーニュースのクーラーに関する調査を見ると、「まだつけていない」と答えた人が多く、試運転を済ませている割合も低い傾向がうかがえます。

5月4日には東京でも今年初の真夏日が観測されており、できるだけ早い段階で試運転を済ませておくのが望ましい状況です。そのためにも、エアコンの効果的な試運転の方法を事前に把握しておくことが大切です。

エアコン試運転のポイント

エアコンの試運転の際、事前に確認しておくことはありますか。

「まず、電源プラグが根本までコンセントに差し込まれているか確認し、電源プラグの周辺にホコリが溜まっている場合は乾いた布で拭き取りましょう。万一の感電や火災の防止につながります。

それから、室内機の中にあるフィルターにホコリが積もっていたり、室外機の吹出口や吸込口の周辺に障害物がおいてあったりすると、空気の流れが妨げられて消費電力の増加につながってしまうこともありますので、それらを取り除いておくこともおすすめします。

意外と見落としがちなのですが、リモコンの電池が切れていないかも確認してください」(重政さん)
手軽にできる試運転の手順とポイントを教えてください。

「比較的簡単な『お手軽コース』で試運転する場合、運転モードを『冷房』にして、設定温度を『最低温度』にした状態で10分間運転してください。最低の設定温度は機種によって異なりますが、おおむね16~18℃です。

最低温度に設定する理由は、冷房運転がすぐに止まってしまわないよう、室内の温度と設定温度の差を大きくするためです。そして、万が一エアコンに異常があれば検知できるよう、10分間の運転をお願いしています。

10分間の運転中に冷風がきちんと出ているか、異常を示す運転ランプが点滅していないかを確認してください」(重政さん)
運転ランプの点滅は不具合の可能性あり
ランプが点滅したら、どうすればいいでしょうか。

「エアコンに不具合が生じている可能性がありますので、お買い上げの販売店またはメーカーのお客様相談窓口にご相談ください」(重政さん)
より念入りな方法はありますか。

「より詳しく確認できる『念入りコース』では、さらに30分程度の運転を続けてください。その間に室内機からの水漏れがないかを確認してください。

エアコンは、室内機の内部にある熱交換器と呼ばれる大きな部品を冷やして冷房するため、室内機の中では結露水が発生します。

結露水は通常、室内機から屋外に通じたホースで排水されますが、万が一ホースが詰まっていると室内側に垂れてくる場合があります。万一の水滴の落下に備え、室内機の下には電気製品や家財などを置かないようにしましょう。

加えて、異臭や異音がしないかも確認してください。室内機からの水漏れだけでなく、嫌なニオイや聞き慣れない音も何らかの不具合かもしれませんので、お買い上げの販売店またはメーカーのお客様相談窓口にご相談ください」(重政さん)
30分間運転するのはなぜですか。

「先ほどご説明した通り、冷房運転時には室内機内部の熱交換器から結露水が発生します。追加で30分間ほど運転する理由は、しっかりと結露水を発生させ、屋外に通じるホースから排水できていることを確認するためです。

なお、冷房時の熱交換器は必ず結露するため、使い方によっては熱交換器が汚れて嫌なニオイの原因になることもあります。その場合は熱交換器の洗浄がおすすめですが、熱交換器の掃除はご自身で行わず、専門業者に依頼しましょう」(重政さん)

温暖化によって5月中にも夏日や真夏日の到来が予想されます。早めのエアコン試運転を行って、酷暑の夏に備えましょう。
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