地球のエネルギー不均衡が拡大 温暖化の進行に拍車か WMO報告

2026-03-25 12:05 ウェザーニュース

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世界気象機関(WMO)は23日(月)に最新の報告書を発表しました。その中で、地球の気候が観測史上かつてないほどバランスを崩していると述べ、気候変動への強い危機感を示しています。

地球に入るエネルギーが出ていくエネルギーを上回る

WMOは23日(月)の「世界気象デー」に世界の気候の現状(State of the Global Climate)の最新報告書を発表しました。最も注目される内容は地球のエネルギー不均衡が過去65年で最大になっている点です。今回の報告書から新たな指標としてエネルギー収支が加えられました。

エネルギー収支とは地球に出入りするエネルギー(主に熱)の量を測る指標で、安定した気候では入ってくるエネルギーと出ていくエネルギーは概ね等しくなります。

これが近年は温室効果ガスの影響で大きく崩れていることがわかりました。最近20年間で入ってくるエネルギーの増加が顕著になり、2025年は過去最大となっています。

海への熱の蓄積が急速に進む

エネルギー不均衡による余剰熱の91%は海洋に蓄えられ、大気を暖める割合はわずか1%に過ぎません。海は「人類が1年間に消費するエネルギーの約18倍」もの熱を毎年吸収し続けているのです。

海が熱を蓄えることで気温上昇が抑えられているものの、海水温が高くなることで海面水位の長期的な上昇を促しています。

また、高い海水温が近年の記録的高温を引き起こしている側面もあり、温暖化の影響は加速していると考えられます。
世界各地で極端気象が見られ、熱波、山火事、干ばつ、熱帯低気圧、洪水などが日常化しています。

気象災害により数千人が死亡、数百万人が影響を受け、数十億ドルの経済損失が発生し、食料不安や人々の強制移動、デング熱や熱中症などの健康被害(気候と健康の関連)も深刻化している状況です。

この報告書の中で、グテーレス国連事務総長は「人類は記録上、最も暑い11年間を経験しました。歴史が11回繰り返されるということは、もはや偶然ではありません。行動を起こすべき時が来たということです。」と強い危機感を示しました。
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