ラニーニャに近い状態は急速に解消へ 春にかけて平常に(エルニーニョ監視速報)

2026-01-09 16:38 ウェザーニュース

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気象庁は今日1月9日(金)にエルニーニョ監視速報を発表しました。

現在はラニーニャ現象に近い状態となっていますが、この後は急速に解消するためラニーニャ現象の発生には至らず、春にかけて平常の状態が続く可能性が高くなっています。

実況はラニーニャ現象に近い状態

12月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値からの差が-0.6℃で、基準値より低い値となりました。

エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の10月の値は-0.5℃で、基準値より低い値でした。

太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高かった一方、中部から東部では平年より低くなりました。海洋表層の水温は、西部で平年より高くなった一方、東部では平年より低くなりました。太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は全域で平年よりやや強く吹きました。また太平洋赤道域の日付変更線付近における対流活動は不活発でした。

このような大気と海洋の状況は、平常の状態ながらもラニーニャ現象に近い状態であることを示しています。

冬の終わりには平常の状態に戻る

大気海洋結合モデルの予測によると、この後はエルニーニョ監視海域の海面水温が上昇して冬の終わりには基準値に近い値になると予測されています。

このためラニーニャに近い状態は冬の終わりにかけて急速に解消し、春にかけて平常の状態が続く可能性が高いと見込まれています。

▼エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の定義
気象庁ではエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合を「エルニーニョ現象」、−0.5℃以下となった場合を「ラニーニャ現象」と定義しています。

3月までの気温は平年並みかやや高め

今後は急速に海水温が平常の状態に戻ります。

地球温暖化の影響等もあり、日本付近の気温は、3月にかけて全国的に平年並みかやや高めとなる見込みです。
長期予報 この先3か月の天候見解

出典
気象庁
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