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2011年04月27日

浸水や土砂崩れに警戒

「まだまだ、復旧へは目では見えなく道のりが遠くても、一生懸命に自分の場所を取り戻そぉとする漁師さんや港町の方々が逞しく感じました!!しかし…この後お天気が下り坂。皆さん無理なさらずに、海沿いを運転する方々は強風、雨二次災害にご注意下さい!」
(福島県いわき市 4/27)

◆浸水や土砂崩れに警戒
深夜~28(木)の早朝にかけて本降りの雨になります。激しい雷雨になり、雨量がまとまる恐れも。浸水や冠水、土砂崩れに警戒が必要です。昼頃になると雨はやんできますが、風が強く吹くため、物が飛ばされないように注意してください。

◆満潮時は浸水や冠水に注意
震災の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤沈下が発生しました。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も低くなりました。地盤沈下した場所では、満潮時間前後に浸水や冠水の可能性が高まります。車の走行など注意が必要です。特に満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、冠水や浸水に対して一層の注意が必要です。
▼大潮の時期 
5/3~6、5/18~21、6/2~4、6/16~19

各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。

【今後の余震や津波の注意点】
◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く恐れがあります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。
■引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。
■小さくても「ゆらゆら」とした揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」ではなく、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が離れており海底の場合もあるので、津波の可能性があります。
小さくても「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】

【27(水)夜】
南風が続き、沿岸ではやや強く吹きます。
【28(木)】
午前中に前線が通過して西風(山から海へ吹く風)に変化。その後は西よりの風が続きます。ただ、昼間は沿岸で一時的に弱い東風(海から山へ吹く風)が吹くこともあります。

1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。