April 2011 | ||||||
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2011年04月08日
昨夜、宮城で震度6強の地震発生7日23時32分に宮城県沖で地震発生。宮城県栗原市・仙台宮城野区で震度6強を観測しました。太平洋沿岸に津波警報や注意報が出されていましたが、0時55分頃、すべて解除されました。3月11日の大地震や津波で防潮堤が破壊され、地盤沈下している所もあります。今後も強い揺れが発生した場合、海岸には近づかず、高台に避難して下さい。
>>最新情報は【津波Ch.】でご覧いただけます。
【今回の地震の特徴】
←宮城県松島町のYureStationのデータです。縦揺れ、横揺れがともに、激しい揺れが20秒続きましたが、そのあと通信が途絶えてしまいました。震源が前回11日よりも近かったため、縦揺れ、横揺れがほぼ同時に到達しています。
>>詳しくは【YureCh.】をご覧ください。今回は沿岸に近い所が震源、マグニチュード7.4であり、この地震だけみても大地震といえます。これまでこの周辺を震源とする余震はマグニチュード6でしたが、それを大きく上回る地震でした。今後も大きな余震が起きる可能性が1週間はあるとみておく必要があります。ダメージを受けた建物には近づかないで下さい。
【現地のウェザーリポート】
「水道以外が使えない朝を迎えキャンプ用品をフル活用シテます。」
岩手県久慈市(4/8)東北の広いエリアで停電が発生しています。●オレンジは停電のリポートが届いたところです。東北太平洋側だけではなく、福島を除く東北全域で停電が発生していることがわかります。気温が下がっているため、電気を使わないストーブなどで暖を取り、体調管理にお気をつけ下さい。【津波情報発表時の注意点】
◆あまり大きくない津波予想でも注意が必要
先日の大津波により広範囲で堤防が破壊されていることに加え、地盤が下がり相対的に海面が高くなっています。(牡鹿半島では1.5m以上下がっている地域も。)このため、あまり大きくない津波であっても、沿岸部に入ってくる可能性があります。川沿いでは、河口から遡ること1kmくらいは注意が必要です。
◆情報が限られる可能性も
潮位計が故障している所もあるため、「情報がない」ことが「現象がない」とは限りません。例えば、津波の到達情報が遅れるなど、いつも以上にわかることが限られる可能性もあります。
【被災地の天気】
<地盤が緩み、土砂災害に警戒>
7日(木)の強い余震で、地盤が緩んでいる可能性があります。そのため、少しの雨でも土砂崩れが発生する可能性があります。9日(土)は雨が続くので。土砂災害に要注意。がけのそばには近寄らないようにしてください。また、気温が今日8日(金)に比べてガクッと下がります。気温差にもご注意ください。
●各地の雨の時間や気温は、【ピンポイント天気】でご確認いただけます。
【[満潮時]浸水や冠水に注意】
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがってい
ます。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。
このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心
に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる
大潮の時期は、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期
4/1~11、4/16~24
【余震や津波への注意点まとめ】
■余震は増減を繰り返す
地震の規模を表すマグニチュード6以上の地震は、日がたつにつれて、落ち着きつつありますが、それでも余震はコンスタントに起きています。余震は増減を繰り返しながら徐々におさまっていくため、一旦落ち着いても油断は禁物です。
■余震が発生するエリア
余震が発生するエリアは、北は岩手~南は千葉と、南北500キロのエリア。これまで日本の近海で起きた巨大地震では、せいぜい100キロ程度に留まっていました。それと比較すると非常に範囲が広く、このエリア内のどこで余震が起きてもおかしくない状態です。■「ゆらゆら」とした大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波の可能性があります。「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
■弱い地震でも注意が必要
ここ最近、福島や茨城など内陸を震源とする地震も増えています。有感地震も推定2000回を超え、この状況では、建物に亀裂が入っていたりすると、弱い地震でも危険です。建物を確認して、必要に応じて補修を。
【7(木)23:32頃の地震で
停電は発生しましたか?】
●まだ停電 ●震災から停電 ●停電したが復旧 ●停電しなかった
停電は、宮城より北の広いエリアで発生したことがわかります。震度6強の揺れを観測した宮城県では、まだ停電が続いていると報告が届いています。
関東では、千葉の北のエリアや茨城・栃木で、少しずつ復旧作業が進んでいることが分かります。■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。
【福島原発周辺の風向き】
今夜は【沿岸】では南向き、【内陸】では東向き、【会津地方】では北向きと、各地で風向きは大きく変わります。
9(土)の昼間は海から陸に向かう風が吹きます。 【沿岸】は南向き、【内陸】は西~北向き、【会津方面】は北~東向きの風が吹きます。
1時間ごとの風向きは↓
【ピンポイント天気】でご確認頂けます。
◆計画停電に関して
▽計画停電:詳細なリスト(PDFファイル)
東京都/群馬県/栃木県/埼玉県/千葉県/神奈川県/静岡県/山梨県
(※茨城県は対象エリアになっていません)
▽グループごとの停電時間
東京電力HPへ