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2011年04月23日

土砂災害や冠水に注意

今日はだんだん雨の範囲が広がり、降り方も強まってきました。

「4.11の余震で延々7キロ以上ずれてしまった断層の一部です。ここまで来るまで何カ所か、土砂崩れの跡が。これから降る雨で、どうか被害が出ませんように。」
(福島県いわき市 4/23)


◆夜間が雨のピーク…土砂災害に注意
このあとさらに雨が強まってきます。雨のピークは23(土)夜遅く~24(日)未明。被災地周辺など太平洋側ほど雨量が多くなる恐れがあります。地震で地盤が緩んでいるため、土砂災害に十分な注意が必要です。また、雨がやんだ後もしばらくは、急な斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。

◆満潮時は浸水や冠水に注意
震災の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤沈下が発生しました。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も低くなりました。
地盤沈下した場所で強い雨が長引くと、特に満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まります。車の走行など注意が必要です。

満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、冠水浸水に対して一層の注意が必要です。
▼大潮の時期 
5/3~6、5/18~21、6/2~4、6/16~19

各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。

【今後の余震や津波の注意点】
◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く恐れがあります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。
■引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。
■「ゆらゆら」とした大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波の可能性があります。「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】
【24(日)昼間】
西からの風が吹きます。


【24(日)夜間】
会津地方では東風、中通り・浜通りでは西~北風になります。

1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。