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2011年04月07日

宮城県北部で震度6強

23時32分に、宮城県北部で震度6強の地震が発生。宮城県沿岸に津波警報青森県太平洋沿岸、岩手県、福島県、茨城県沿岸に津波注意報が出ています。

【現地のウェザーリポート】
「普段なら、これからの季節、桜や新緑を楽しめる中央公園です。建築業や造園業、あらゆる業種からかき集められた、大きさも様々なトラックが、瓦礫や廃材を満載してひっきりなしにやって来ます。」
宮城県多賀城市(4/7)


【道路やライフラインなど、ご自宅や地域の復旧状態は?】
ほとんど手付かず 少しずつ復旧 だいぶ復旧した 大きな被害なし

津波の被害があった東北太平洋沿岸地域では、「ほとんど手付かず」の報告もありますが、仙台の内陸からは「だいぶ復旧した」が少しずつ多くなってきました。


関東では、千葉の北のエリアや茨城・栃木で、少しずつ復旧作業が進んでいることが分かります。

■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。
【被災地の天気】
<天気下り坂>
穏やかな天気は今日まで。明日は雲が多く、午後は雨が降りやすくなります。岩手や宮城ではザーザー降りになることも。ただ、雨が降る割に気温は高く、寒さはありません。

各地の雨の時間や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。

【[満潮時]浸水や冠水に注意】
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがってい
ます。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。
このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心
に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる
大潮の時期は、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期
4/1~11、4/16~24

【津波情報発表時の注意点】
◆あまり大きくない津波予想でも注意が必要
先日の大津波により広範囲で堤防が破壊されていることに加え、地盤が下がり相対的に海面が高くなっています。(牡鹿半島では1.5m以上下がっている地域も。)このため、あまり大きくない津波であっても、沿岸部に入ってくる可能性があります。川沿いでは、河口から遡ること1kmくらいは注意が必要です。

◆情報が限られる可能性も
潮位計が故障している所もあるため、「情報がない」ことが「現象がない」とは限りません。例えば、津波の到達情報が遅れるなど、いつも以上にわかることが限られる可能性もあります。

【余震や津波への注意点まとめ】
■余震は増減を繰り返す
地震の規模を表すマグニチュード6以上の地震は、日がたつにつれて、落ち着きつつありますが、それでも余震はコンスタントに起きています。余震は増減を繰り返しながら徐々におさまっていくため、一旦落ち着いても油断は禁物です。

■余震が発生するエリア
余震が発生するエリアは、北は岩手~南は千葉と、南北500キロのエリア。これまで日本の近海で起きた巨大地震では、せいぜい100キロ程度に留まっていました。それと比較すると非常に範囲が広く、このエリア内のどこで余震が起きてもおかしくない状態です。

■「ゆらゆら」とした大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波の可能性があります。「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。

■弱い地震でも注意が必要
ここ最近、福島や茨城など内陸を震源とする地震も増えています。有感地震も推定2000回を超え、この状況では、建物に亀裂が入っていたりすると、弱い地震でも危険です。建物を確認して、必要に応じて補修を。

【福島原発周辺の風向き】
8日(金)は、昼頃まで南または南西から吹く風ですが、夜から風向きが大きく変わり、9日(土)の昼間は海から陸に向かう風が吹きます。

1時間ごとの風向きは↓
ピンポイント天気でご確認頂けます。


◆計画停電に関して
▽計画停電:詳細なリスト(PDFファイル)
東京都群馬県栃木県埼玉県千葉県神奈川県静岡県山梨県
(※茨城県は対象エリアになっていません)
▽グループごとの停電時間
東京電力HPへ