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2011年04月18日

上を向いて歩こう
暖かさに後押しされて、桜が続々開花…上を見上げると桜がニッコリ微笑んでいます。

「震災からずっと下ばかり見てきました。でも陽気に誘われ近所を散歩してきました。桜最高です。今日から上を向いて歩きます」
宮城県仙台市(4/18)

「一週間前はまだ蕾だったケド、校庭の桜が開花してマシタ。
津波で海水をかぶったケド、きれいに咲いてましたよ。」
場所:岩手県上閉伊郡大槌町赤浜小学校(4/18)


桜からパワーをもらおう
被災地の桜も、試練に耐えながらも桜はいつも通り美しく開花。ちょっと空を見上げると、桜からパワーをもらえそうです。


【被災地の天気】
◆火曜は土砂災害、浸水に要警戒を
今日の晴天から一転、ドンヨリ曇り空。雨風共に強まり、雨が横殴りに降ります。地盤が緩んでいるため、土砂災害に警戒が必要です。
また、沿岸は地盤が下がっているため、浸水にもご注意下さい。

気温はあまり上がらず、夜になると一段と冷えて、内陸ほど雨は雪に。積雪する可能性もあるので、車での移動は冬タイヤやチェーンの準備をお願いします。

◆満潮時は浸水や冠水に注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがっています。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期 4/16~20

各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。

【今後の余震や津波の注意点】

◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く可能性があります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。

■引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。

■「ゆらゆら」とした大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波の可能性があります。「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】

■18(月)夜は基本、東風ですが、地形の影響があり、浜通りの風向は地上で北風になることがあります。
■19(火)昼は、東風から北風へと変わり、沿岸ほど強く吹きます。

1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。