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2011年04月10日

桜からのエール

福島から桜開花の便りが届きました。

「駐屯地の日当たりのよい場所のが開花しました。しっかり福島の地に、これからも根付くでしょう。久しぶりに気持ちが和らぎました」
福島県郡山市(4/10)


柔らかな春の日差しが注ぐ中、桜がエールを送るかのように咲いています。


【被災地の天気】
◆11(月)は、強い雨や雷に注意
月曜は、雨が降り、雷や突風の可能性もあります。外出や外での作業では、傘や合羽など雨具が必要となります。

◆空が真っ暗になったら、強雨のサイン
濃いグレーの雲は雨のサイン。また、空が真っ暗になったら強い雨のサインです。外では、「ソラヨミ」をして、空の変化にもご注目ください。

◆気温差による体調管理に注意
月曜は、日差しが少なく、空気がヒンヤリします。南部は、昼間のうちはまだ暖かですが、月曜夜はグッと気温が下がります。前日・1日の中でも気温差が大きいため、体調管理にご注意ください。

各地の雨の時間や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。


◆満潮時は浸水や冠水に注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがってい
ます。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。
このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心
に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる
大潮の時期は、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期
4/1~11、4/16~24

【道路やライフラインなど、ご自宅や地域の復旧状態は?】
ほとんど手付かず 少しずつ復旧 だいぶ復旧した 大きな被害なし

津波の被害が大きかったところでも、少しずつ復旧してきていることがわかります。

※お知らせ
「災害の記憶を記録する」減災リポートは4月10日(日)24時をもって終了します。11日以降は引き続き、ウェザーリポートにお寄せください。


【津波情報発表時の注意点】

◆あまり大きくない津波予想でも注意が必要
先日の大津波により広範囲で堤防が破壊されていることに加え、地盤が下がり相対的に海面が高くなっています。(牡鹿半島では1.5m以上下がっている地域も。)このため、あまり大きくない津波であっても、沿岸部に入ってくる可能性があります。川沿いでは、河口から遡ること1kmくらいは注意が必要です。

◆情報が限られる可能性も
潮位計が故障している所もあるため、「情報がない」ことが「現象がない」とは限りません。例えば、津波の到達情報が遅れるなど、いつも以上にわかることが限られる可能性もあります。

【余震や津波への注意点】

■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

■余震は増減を繰り返す
地震の規模を表すマグニチュード6以上の地震は、日がたつにつれて、落ち着きつつありますが、それでも余震はコンスタントに起きています。余震は増減を繰り返しながら徐々におさまっていくため、一旦落ち着いても油断は禁物です。

■余震が発生するエリア
余震が発生するエリアは、北は岩手~南は千葉と、南北500キロのエリア。これまで日本の近海で起きた巨大地震では、せいぜい100キロ程度に留まっていました。それと比較すると非常に範囲が広く、このエリア内のどこで余震が起きてもおかしくない状態です。

■「ゆらゆら」とした大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波の可能性があります。「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。

■弱い地震でも注意が必要
ここ最近、福島や茨城など内陸を震源とする地震も増えています。有感地震も推定2000回を超え、この状況では、建物に亀裂が入っていたりすると、弱い地震でも危険です。建物を確認して、必要に応じて補修を。

【福島原発周辺の風向き】
  
11(月)は前線の通過で、昼間は南から風が吹きますが、通過後の夜には西~北からの風に変化します。

1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。