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2011年04月14日

瓦礫に咲く満開の桜
津波の被害にも負けず、小さな桜が美しい花を咲かせてくれました。

「崩れた建物に潰され、瓦礫の山に挟まっても負けじとほぼ満開の花を咲かせてる小さな桜を見て俺も負けてらんねぇなぁ…としみじみ感じました!また東北に本当の春が来るまで…」
福島県いわき市(4/14)

西~東日本に続いて、東北でも南部から桜の開花シーズンへ。
被災地で咲く桜は、いつもの年以上に美しく見えそうです。

【被災地の天気】
◆空気乾燥 砂埃に注意
明日も暖かな晴天継続。春を通り越して、初夏の陽気になります。空気が乾燥して、砂埃が舞いやすいので、引き続きマスクなどで対策を。
また、地震で地盤が緩んでいる所があります。晴れていても、崖崩れなどにご注意下さい。

各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。

【今後の余震や津波の注意点】

◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く可能性があります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。

■これまでの余震は400回超え
日がたつにつれて、余震の回数は落ち着きつつありますが、これまでの回数をみると400回近くに。通常は50回くらいなので、それに比べると非常に多くなっていますが、これは今回は余震エリアが非常に広いためです。



■引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。

■「ゆらゆら」とした大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波の可能性があります。「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。

■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】
15(金)の昼間は、内陸で西よりの風、沿岸で南よりの風が吹きます。強く吹くことはありません。
1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。