3月3日(火)夜に全国で皆既月食 日本から見やすい時間帯に起こる
《皆既月食2026年3月3日》

2026-02-24 12:30 ウェザーニュース

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3月3日(火)の夜、全国で「皆既月食」が起こります。今回は日本から見やすい時間帯に起こるため期待ですが、当日の天気が気になります。

皆既月食は、満月が地球の影になる空間を通過するときに光が失われ赤銅色になる現象で、全国どこでも同じタイミングで起こります。

今回見逃すと次回の皆既月食は3年後の2029年です。

いつ起こる? 時間帯は全国共通

満月は3日(火)の日の入りの頃に東の空に昇ってきます。月の出の時刻は全国で差がありますが、月食が始まるのは18時49分からで共通です。

▼月食の時刻(全国共通)
部分食の始まり 3日(火) 18時49.8分
皆既食の始まり 3日(火) 20時04.0分
皆既食の最大  3日(火) 20時33.7分
皆既食の終わり 3日(火) 21時03.4分
部分食の終わり 3日(火) 22時17.6分

今回の皆既月食では、皆既食は約1時間にわたって継続します。部分食の始まりから終わりまでの全行程は3時間半に及びます。
月食の現象が起こるタイミングは全国共通ですが、その時間帯の月の見える位置は地域によって差があります。

今回の月食は食の始まりは空の低いところで始まりますが、皆既食が始まる頃にはだんだんと空の高いところに移っていきます。西日本ほど月の出が遅いので、部分食の始めから全行程を見たい場合はなるべく東側の空が開けた場所からお楽しみください。
月の出の時刻を確認

気になる3日(火)夜の天気は?

1週間先のシミュレーション結果のため大きな誤差があるものの、ちょうど3日(火)頃に上空の気圧の谷が日本付近を通過する可能性が高くなっています。

複数の予測を平均的に見ると、前線を伴った低気圧が西日本〜東日本付近を通過する可能性が高いとみられ、全国の広範囲で曇りや雨となってしまうかもしれません。

低気圧の進行タイミングが遅めの場合は北海道など北日本で、進行が早めの場合には九州などで月食を観測できるチャンスがありそうです。

また、沖縄や奄美は寒冷前線通過のタイミングによっては、月食を観測できる可能性があります。

低気圧の位置や活動の程度次第で、予報は変わる可能性があります。こまめに天気予報の変化をチェックしておいてください。
今日・明日〜2週間先までの週間天気予報今日・明日〜2週間先までの週間天気予報
この先の「雲量」予想マップ
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特設ライブカメラも公開予定


ウェザーニュースでは月食の様子を特設ライブカメラで生中継し、YouTubeでライブ配信する予定です。特別番組もオンエア予定ですので、ウェザーニュースのチャンネルをチェックしてみてください。
YouTube ウェザーニュースチャンネル
X(旧Twitter) @wni_jp

次に皆既月食が起こるのは3年後の2029年1月1日です。しばらく期間が空きますので、今回の皆既月食が見られるとことを期待しましょう。
初詣・初日の出情報

月食と日食の違い

月食は夜間に満月が一時的に暗くなる現象、日食は日中に太陽が一時的に見えなくなる現象です。

月食のしくみは、地球の影になっている空間を月が通過し、月の表面に太陽光がほとんど届かなくなることで起こります。満月の日、太陽—地球—月の位置関係の時に起こります。月が部分的に暗くなる部分月食と、完全に暗くなる皆既月食があります。

日食のしくみは、地球から見たときの太陽の前を月が横切って、月で太陽が隠されることで起こります。新月の日、太陽—月—地球の位置関係の時に起こります。太陽が部分的に見えなくなる部分日食と、完全に見えなくなる皆既日食、リング状に中心部が見えなくなる金環日食があります。

月食と日食 どちらの方が珍しい?

月食と日食のどちらが珍しいかというと、一方を挙げることはできません。頻度は日食のほうが多くなりますが、1回の日食が見られる範囲は地球上でも限られた地域となり、特に皆既日食はごく限られた地域でしか見られません。

一方、月食が起こる頻度は日食よりも少ないものの、1回起これば夜の地域ではどこでもその様子を観察することができます。

現象の継続時間も月食のほうが長い場合がほとんどです。

一生のうちで遭遇する回数は月食のほうが圧倒的に多くなりそうです。

月食の欠け方と、普段の月の満ち欠け

月は1か月弱の周期で満ち欠けを繰り返していますが、月食との違いを見分ける方法はあるでしょうか。

月食は満月の時にしか起こらない現象です。皆既月食の日もまずは部分食から始まります。部分食が始まると、普段の月の満ち欠けとは違って、月が細くなっていくのではなく一端からかじられたように暗くなっていきます。欠けた部分の弦の曲線が逆なのがわかります(写真)。欠け方が半分以上になると、普段の満ち欠けと弦の向きは同じになりますが、皆既食の直前には光っている弧そのものが小さくなっていきます。

皆既食が終わったあとの部分食も、これと逆順で同様の変化を辿ります。

また、普段の満ち欠けと比較すると、弦の部分の明暗の境界線がいくぶんぼんやりと見えるはずです。実は、明確な暗い部分よりも外側の領域も若干暗くなっていて、半影(はんえい)と呼ばれます。
ウェザーニュース 星空Ch.
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参考
国立天文台「ほしぞら情報」、アストロアーツ「星空ガイド」
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