二十四節気「立春」
ここから始まる“いちばん初めの節気”
~東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ(または「春を忘るな」)~
これは平安時代前期の貴族で学者の菅原道真の歌です。太宰府に左遷されたとき、邸(やしき)の梅の花に別れを惜しんで詠んだと伝わります。
身を刺すように冷たく吹くことも、弱く、柔らかく吹くこともある東風。春を少しずつ感じられる風です。
これは平安時代前期の貴族で学者の菅原道真の歌です。太宰府に左遷されたとき、邸(やしき)の梅の花に別れを惜しんで詠んだと伝わります。
身を刺すように冷たく吹くことも、弱く、柔らかく吹くこともある東風。春を少しずつ感じられる風です。
悲しい歴史もある「春一番」
「春一番」(「春一」ともいう)も、春の到来を告げる風です。
春一番は、その年の立春から春分(今年は3月21日)までの間の最初に吹く、強い南風です。風を生ぬるく感じるほど、気温が上昇するのも、春一番の特徴です。
春一番は、その年の立春から春分(今年は3月21日)までの間の最初に吹く、強い南風です。風を生ぬるく感じるほど、気温が上昇するのも、春一番の特徴です。
春一番は、もともと漁師たちが使っていた言葉です。「春一番」という明るい言葉の響きとは裏腹に、海上で大時化(おおしけ)を起こし、海難事故につながることもある、危険な風でもあります。
実際、幕末の1859年には、現在の長崎県壱岐市郷ノ浦町の漁師53人が、出漁中に春一番の犠牲になりました。
春の到来を実感できる点ではうれしい風ですが、春一番の悲しい歴史も心にとどめておきたいですね。
実際、幕末の1859年には、現在の長崎県壱岐市郷ノ浦町の漁師53人が、出漁中に春一番の犠牲になりました。
春の到来を実感できる点ではうれしい風ですが、春一番の悲しい歴史も心にとどめておきたいですね。
「春告鳥(はるつげどり)」が春を教えてくれる!?
鳥や虫などが、その年初めて鳴くことを「初音(はつね)」といいます。ウグイスの初音は、春の到来を知らせてくれる便りともいえそうです。
春を告げるものには、鳥のほか、魚や草木などもあります。たとえば「春告魚(はるつげうお)」はニシン(地方によっては、メバルなど)、「春告草(はるつげぐさ)」は梅のことです。
耳を澄まし、目をこらしてみると、身の回りの生きとし生けるものが春を教えてくれるでしょう。(※冒頭の画像の鳥は「メジロ」です。)
春を告げるものには、鳥のほか、魚や草木などもあります。たとえば「春告魚(はるつげうお)」はニシン(地方によっては、メバルなど)、「春告草(はるつげぐさ)」は梅のことです。
耳を澄まし、目をこらしてみると、身の回りの生きとし生けるものが春を教えてくれるでしょう。(※冒頭の画像の鳥は「メジロ」です。)
北国の子供たちが心待ちにする「雪解」
春になって、積もっていた雪が解(と)け始めることが「雪解」です。「雪解」は「ゆきどけ」のほか「ゆきげ」と読むこともあります。また、「雪消」とも書きます。
雪解は、特に北国の人たちにとっては、たいへん待ち遠しいものです。
北国の雪解は、実際には、立春よりもっとあとのことが多いでしょうが、それでも、陽光の下のぬかるみなどに、雪解の兆しが感じられることもあるでしょう。
雪解は、特に北国の人たちにとっては、たいへん待ち遠しいものです。
北国の雪解は、実際には、立春よりもっとあとのことが多いでしょうが、それでも、陽光の下のぬかるみなどに、雪解の兆しが感じられることもあるでしょう。
雪解というと、次の一句を思い出す人もいるかもしれません。
~雪とけて村一ぱいの子ども哉(かな)~
江戸時代後期の俳人、小林一茶の俳句です。子供たちの元気いっぱいな声が聞こえてきそうです。
~雪とけて村一ぱいの子ども哉(かな)~
江戸時代後期の俳人、小林一茶の俳句です。子供たちの元気いっぱいな声が聞こえてきそうです。
立春といえども、実際には、寒さが続いています。とはいえ、日に日に、日が長くなっていることを実感できる日々でもあります。本格的な春はやはり近づいているのです。
寒い中にも春の兆しが感じられるのが、立春の時季の特徴といえるでしょう。
長期予報 この先3か月の天候見解
関連記事「季節の暦「二十四節気」まとめ」
寒い中にも春の兆しが感じられるのが、立春の時季の特徴といえるでしょう。
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