★2026年2月の天体イベント★
月と惑星に注目!縁起の良いカノープスを見るチャンスも

2026-01-30 13:30 ウェザーニュース

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2月は日が沈んで暗くなった頃に西の空で土星や水星が輝き、夕方ら未明には木星も見ることができます。月と接近するタイミングもあるため注目です。

また、普段は見づらいりゅうこつ座の1等星「カノープス」の観察に良い時期でもあります。晴れた日はしっかりと暖かくして天体観測をお楽しみください。

2月の満月、英語で”Snow Moon”

農事暦における満月の呼び方
2月の月は、2日(月)7時9分頃に満月の瞬間を迎えます。

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは2月の満月を「スノームーン(Snow Moon/雪月)」と呼ぶようです。「寒さが厳しく大地の多くが雪に覆われる季節」にちなんで名付けられています。

水星が東方最大離角

2月は日が沈んだ後の西の低空で「水星」と「土星」を見ることができます。水星よりも低い位置では「金星」も明るく輝くため、西の地平線近くまで見通せる場所から水星・土星・金星をお楽しみください。

2月20日(金)には水星が「東方最大離角(※)」を迎えます。16日(月)から23日(月)まで、日の入り30分後の水星の高度は10度を超えて、普段よりも見やすくなるため観測チャンスです。

▼20日(金)に沈む時刻(東京)
土星 19:44 水星 18:55 金星 18:16 太陽 17:27

(※)東方最大離角
地球から見て内惑星が太陽の東側に最も離れる現象のことです。
地球の内側を公転する水星は、見かけ上では太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の空か、日の出前の東の空にしか見えません。太陽から最も離れる最大離角の際は、一般的には普段よりも空高くに昇るため観測チャンスとなります。

月が水星と土星に接近

2月19日(木)から20日(金)にかけては、日の入り後の西の低空で細い月が水星と土星に次々と接近します。地球省を伴う月と惑星の共演は見物です。

19日(木)の夕方から宵には、三日月と水星の接近を見ることができます。普段は見づらい水星ですが、20日(金)に東方最大離角を控えて高度が10度を超えるため、月と水星の接近を見られるチャンスです。

19日(木)から20日(金)の夕方から宵には、細い月と土星が近づく様子も楽しめます。19日(木)は月が土星の下に見えますが、20日(金)になると土星の上に見えるため、月と土星の位置関係の変化にも注目です。

▼沈む時刻(東京)
19日(木) 土星 19:47 水星 18:54 月 19:18
20日(金) 土星 19:44 水星 18:55 月 20:24

月と木星が接近

2月も「木星」が見頃です。日が沈む頃には東から南東の空に昇っていて、未明にかけて見ることができます。明るさはマイナス2.6等からマイナス2.4等と非常に明るいため、夜空の中から簡単に見つけることができそうです。

27日(金)には月が木星に接近します。上弦を過ぎた月と明るい木星の共演は、夜空の中でも目を引くため注目です。月と木星の最接近は27日(金)昼間の時間帯のため、夕方に並んだ姿から、28日(土)未明にかけて段々と離れていく様子を楽しむことができます。

▼28日(土)に沈む時刻(東京)
木星 3:31 月 4:07

カノープスを見るチャンス

2月のカノープスが南中する頃の星空
カノープスはマイナス0.7等と非常に明るい星で、シリウスのマイナス1.5等に次いで恒星としては全天で2番目に明るい星です。

北半球では、多くの星は地平線から昇ったあと、真南の方角で一番空の高い位置に昇ります(南中)。普段は見づらいカノープスですが、2月は夜更け前に南中するため、見られるチャンスです。

ただ、北の地域ではカノープスは地平線より上に昇らず、見ることができません。国立天文台によると見られる北限は、おおむね福島県北端付近とのことです。南に行くほどカノープスの南中高度は高くなり、見つけやすくなります。

カノープスは白く輝く恒星です。ただ、空の低い位置では地球の大気の影響を受けるため、実際よりも暗く・赤みがかった色に見えます。

おとなりの中国では、縁起のいい赤色の見た目とその見つけにくさから、カノープスを「南極老人星」や「寿星」と呼び、見ると長生きできるという言い伝えがあったと言われています。
カノープスの見つけ方
カノープスの見つけ方は2つあります。

■冬の大三角とシリウスから探す
オリオン座の「ベテルギウス」と、こいぬ座の「プロキオン」を結んだ線の中心付近から、おおいぬ座の「シリウス」に向けて線を引きます。シリウスまで引いた線を、さらに下に延ばしていくと、赤っぽく輝くカノープスがあります。
目印となる3つの星はどれも明るく分かりやすいため、肉眼でも行える方法でおすすめです。

■おおいぬ座のβ星・ζ星から探す
おおいぬ座のβ(ベータ)星・ζ(ゼータ)星を結んだ線を下に延ばしていくと、赤っぽく輝くカノープスがあります。
β星は2等級、ζ星は3等級で、肉眼では見えづらいこともあるため双眼鏡があると安心です。

晴れた日は、カノープスの観測にチャレンジ!縁起が良いとされる星を探してみてください。

■カノープスの南中高度と時刻
   高度   2/01   2/11  2/21
那覇 11.2度  22:07  21:28  20:48
福岡  3.9度  21:56  21:17  20:37
京都  2.5度  21:35  20:55  20:16
東京  1.9度  21:19  20:39  20:00
福島  0.1度  21:16  20:36  19:57
ウェザーニュース 星空Ch.

出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
The Old Farmers' Almanac
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