花粉飛散予想
2月上旬にスギ花粉の飛散開始 飛散量は猛暑の影響で全国的に平年超え

2026-01-14 10:30 ウェザーニュース

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ウェザーニュースは今年の春の「第三回花粉飛散予想」を発表しました。

花粉の飛散開始時期は、西日本と東日本は平年並、北日本では平年よりやや遅くなる見込みです。

飛散量は全国平均で、前年の118%、平年の128%の予想です。前年の飛散量が少なかった北陸・長野、東北北部、北海道では前年比で大幅に増加するとみています。
ウェザーニュース 花粉観測状況・飛散予想

すでに少量のスギ花粉が飛んでいる可能性

スギの雄花は、冬の寒さを経験することで休眠から目覚め(休眠打破)、その後は気温の上昇とともに生長し、花粉を飛ばし始めます。

2025年12月は低気圧や前線が次々と日本付近を通過し、冬型の気圧配置が長続きせず、12月の平均気温は平年を上回ったところが多くなりました。このため、休眠打破のタイミングは、当初の予想よりもやや遅くなると考えられます。

一方、1月は周期的に寒気が南下し、気温は平年並か平年を下回る見込みです。この寒さによって、スギの雄花は休眠打破に至るとみています。

2月前半は北日本を中心に寒気の影響が残るものの、徐々に暖気が流れ込むようになり、気温が上がったタイミングでスギ花粉の飛散が始まる見込みです。

今年の春の花粉の飛散開始時期は、平年と比べると西日本と東日本では平年並、北日本では平年よりやや遅くなる予想です。
ウェザーニュースが実施した花粉に関するアンケート調査では、西日本や東日本の太平洋側を中心に「花粉を感じる」という報告が寄せられており、すでに少量のスギ花粉が飛散している可能性があります。

今後は、2月上旬に九州北部や静岡、関東南部でスギ花粉の飛散が始まり、2月中旬には西日本・東日本の広い範囲で飛散開始となる見通しです。

3月上旬にかけては東北北部などの各地でも飛散が始まり、北海道のシラカバ花粉は4月中旬からの飛散になるとみています。

スギ花粉は2月中旬から本格的に飛散

スギ花粉が本格的に飛散する時期は、九州や東海、関東・山梨で2月中旬から、中国・四国や近畿では2月下旬からとなる見込みです。

その後、3月上旬には北陸・長野や東北南部で飛散が本格化し、3月中旬には東北北部でも飛散のピークを迎える予想です。

3月中旬以降は、スギ花粉の飛散は徐々に落ち着き、代わって西日本や東日本ではヒノキ花粉の飛散が増えていくとみています。

ヒノキ花粉は3月中旬から本格的に飛散

ヒノキ花粉が本格的に飛散し始めるのは、九州や中国・四国で最も早く、3月中旬からとなる見込みです。

近畿や東海、関東・山梨が3月下旬から、北陸・長野、東北南部は4月上旬に飛散のピークを迎える予想です。北陸や東北南部ではヒノキの樹木が少ないため、スギ花粉に比べると飛散量が少なくなるとみています。

北海道でシラカバ花粉の飛散が4月下旬から本格化する予想で、ちょうどゴールデンウィークの時期と重なる可能性があります。

飛散量:全国的に平年を上回る予想

花粉飛散量は、前年と比べると東日本と北日本で上回る地域が多い一方、西日本では前年並か、前年を下回る地域が多くなる予想です。

飛散量が少なかった甲信や北陸、東北北部、北海道では、前年比で2倍以上の地域が多く、秋田県では6倍を超える見込みです。

一方、西日本では飛散量が前年並か前年を下回る地域が多くなり、2025年に記録的な大量飛散となった九州北部では、半分程度に減少する地域もあるとみています。

全国平均では、前年比で1.18倍の飛散量となる予想です。
平年(2016〜2025年の平均飛散量)と比べると、ほぼ全国的に平年の飛散量を上回る見込みです。

特に、東北北部や北陸では1.5倍以上となる地域もあるとみており、全国平均では1.28倍となる予想です。
本発表では11月5日~20日にウェザーニュースアプリで実施した「スギの雄花調査(北海道はシラカバ)※1」の結果を活用しています。

雄花調査の結果、東北北部や北海道では「全体に雄花が出来ており、密度も高い」「全体に雄花が出来ている」という回答の合計の割合が、前年より増加した地域が多くなりました。

一方、九州から東北南部にかけては、同回答の合計の割合が前年より減少した地域が多くなりました。

本発表ではこれらの調査結果に加え、2025年12月23日に発表された環境省のスギ雄花花芽調査の結果(※2)も踏まえ、総合的に見解をまとめています。

※1.ユーザーからスギの雄花の写真を送っていただくとともに、雄花の状態について(全体に雄花が出来ており、密度も高い/全体に雄花が出来ている/雄花はまばらに出来ている/雄花が観察されない)の4つの選択肢から回答していただきました。

※2.環境省報道発表「令和7年度スギ雄花花芽調査の結果等について」
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