国内:熊本地震の震源域で震度4の地震

5月31日(金)4時46分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード4.7、深さ13kmと推定される地震が発生しました。この地震で熊本県八代市、宇城市、上天草市、鹿児島県長島町で最大震度4、熊本県から長崎県、鹿児島県にかけて震度3の揺れを観測しています。
熊本県熊本地方を震源とする震度4以上の地震は2022年6月に発生した最大震度5弱の地震以来で、約2年ぶりです。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
今回の震源は2016年に発生した熊本地震の活動域内で、震源の深さやメカニズムなどから日奈久断層もしくはその周辺の活動とみられます。
熊本地震の強い揺れは主に布田川断層帯によるもので、隣接する日奈久断層は大きくは動いていません。政府の地震調査研究推進本部は、日奈久断層で30年以内にマグニチュード7を超えるような地震の発生確率を、日奈久区間でほぼ0%〜6%、八代海区間でほぼ0%〜16%としています。
八代海区間の発生確率は国内の活断層帯の中では高いグループに属していますので、地震への備えが必要です。
熊本県熊本地方を震源とする震度4以上の地震は2022年6月に発生した最大震度5弱の地震以来で、約2年ぶりです。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
今回の震源は2016年に発生した熊本地震の活動域内で、震源の深さやメカニズムなどから日奈久断層もしくはその周辺の活動とみられます。
熊本地震の強い揺れは主に布田川断層帯によるもので、隣接する日奈久断層は大きくは動いていません。政府の地震調査研究推進本部は、日奈久断層で30年以内にマグニチュード7を超えるような地震の発生確率を、日奈久区間でほぼ0%〜6%、八代海区間でほぼ0%〜16%としています。
八代海区間の発生確率は国内の活断層帯の中では高いグループに属していますので、地震への備えが必要です。
国内:豊後水道で震度4 4月の地震と同一の活動

6月1日(土)4時02分頃、豊後水道を震源とするマグニチュード4.5、深さ約40kmと推定される地震が発生しました。この地震で高知県宿毛市で最大震度4、愛媛県宇和島市、松野町、鬼北町、愛南町で震度3を観測しています。
地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。豊後水道が震源の震度4以上の地震は約2か月ぶりです。
今回の震源は4月17日に発生したマグニチュード6.6、最大震度6弱の地震と場所やメカニズムがほぼ同じであるため、一連の活動とみられます。現在も地震の多い状況は継続しているため、震度3〜4クラスの地震には引き続き注意が必要です。
地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。豊後水道が震源の震度4以上の地震は約2か月ぶりです。
今回の震源は4月17日に発生したマグニチュード6.6、最大震度6弱の地震と場所やメカニズムがほぼ同じであるため、一連の活動とみられます。現在も地震の多い状況は継続しているため、震度3〜4クラスの地震には引き続き注意が必要です。
世界:南太平洋・トンガ近海でM6.6の深発地震

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しています。最も規模の大きな地震は南太平洋のトンガ近海で発生したマグニチュード6.6です。
日本時間の5月27日(月)未明にトンガの北の海域を震源とするマグニチュード6.6、深さ約127kmの地震が発生しました。地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。島から震源までが少し離れていたことや、震源が深かったことから、揺れ・津波による影響は出ていません。
トンガ周辺は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界にあたり、規模の大きな地震が多い領域です。深さ100km以上の深発地震も多く、去年6月には今回よりも少し南でマグニチュード7.2、5月には北でマグニチュード7.6の深発地震が起きていました。
日本時間の5月27日(月)未明にトンガの北の海域を震源とするマグニチュード6.6、深さ約127kmの地震が発生しました。地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。島から震源までが少し離れていたことや、震源が深かったことから、揺れ・津波による影響は出ていません。
トンガ周辺は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界にあたり、規模の大きな地震が多い領域です。深さ100km以上の深発地震も多く、去年6月には今回よりも少し南でマグニチュード7.2、5月には北でマグニチュード7.6の深発地震が起きていました。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。