アメリカ西海岸に大気の川　カリフォルニアは大雨・大雪のおそれ

太平洋の東部では北西からの風と東寄りの風が広い範囲でぶつかりあっています。気象衛星の水蒸気画像を見ると、風のぶつかっている所が帯状に白く写っている様子が確認できます。

白く見える部分は水蒸気が多いことを示していて、「大気の川」と呼ばれる水蒸気の帯が形成されている状況です。

大量の水蒸気は上空の西寄りの風によってアメリカ西海岸に次々と流れ込み、強い雨や雪を降らせます。
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大気の川は今週後半にかけてカリフォルニア州付近に停滞し、長期間にわたって強い雨や雪が続くとみられます。

アメリカ国立気象局によると、今後1週間で多い所では250mm以上の大雨となる見込みです。激しい雨による鉄砲水や山間部での地すべり、土石流などの可能性があります。

また、シエラネバダ山脈では大雪になり、強風も加わることで峠道の移動が困難になるおそれがあるとして、注意を呼びかけています。
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