日本海側で雨が降り出す
午後にかけて雨の範囲は太平洋側にも拡大

山陰沖に低気圧があり、天気図には描かれない前線に伴う雨雲が北陸西部〜九州北部にかけてのびています。西日本日本海側ではすでに雨が降り出していて、長崎県壱岐市芦部では7時47分までの1時間に10.0mmのやや強い雨を、島根県隠岐の島町西郷岬では9時10分までに6.0mmの雨を観測しました。
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上空の気圧の谷の接近に伴って大気の状態が不安定になっていて、海上では雨雲が発達し、雷も観測しています。
現在の発雷観測状況 雷レーダー現在の発雷観測状況 雷レーダー

低気圧や前線は今後、南下しながら東に進む見通しです。午後は西日本太平洋側や北陸、東海、東北でも雨の降る所が多くなります。日本海側は、一時的な強雨や落雷、霰(あられ)等に注意が必要です。太平洋側でも本降りの雨になる可能性があります。
実況・予想天気図実況・予想天気図

上空1500m付近で0℃以下の寒気に覆われる中部山岳など標高の高い所や、東北ではみぞれや湿った雪になる見込みです。
寒気の流れ込み予想

関東は、雨雲が山地に妨げられるため、雨の心配は少ないとみています。ただ、千葉県の外房から茨城県の沿岸部はシアーライン(風の流れが変化する境界線)に伴う雨雲がかかる可能性があります。空模様の変化に注意してください。
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