異例のスピードで流行中のインフルエンザ 家庭内感染を防ぐには
例年より1~2か月早い今シーズンの流行原因は?
今年はインフルエンザの流行開始時期が例年より1~2か月程度早く、9~10月に各都道府県からの「初発」(定点医療機関からの最初の発生報告)が相次ぎました。
昨シーズンは12月下旬、コロナ禍前の2018-19年シーズンは1月にピークを迎えていましたが、今シーズンは10月下旬から患者数が急増し続けたのです。
厚生労働省のまとめでは、2025年第49週(12月1~7日)の患者数(定点医療機関からの報告総数)は14万8314人です。ピーク時の19万6895人よりは減少しましたが、依然として高い水準となっています。今シーズンの累計も90万人に迫る勢いで、引き続き感染対策が重要です。
関連記事「インフルエンザ患者数は約15万人」
昨シーズンは12月下旬、コロナ禍前の2018-19年シーズンは1月にピークを迎えていましたが、今シーズンは10月下旬から患者数が急増し続けたのです。
厚生労働省のまとめでは、2025年第49週(12月1~7日)の患者数(定点医療機関からの報告総数)は14万8314人です。ピーク時の19万6895人よりは減少しましたが、依然として高い水準となっています。今シーズンの累計も90万人に迫る勢いで、引き続き感染対策が重要です。
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この“異常”ともいえるインフルエンザの早期流行は、どのような原因によると考えられるのでしょうか。
「特徴的な外的要因として、訪日外国人客数が、過去最高を更新し続けるほどの増加をみせていることが挙げられます。今年は特に大阪・関西万博と世界陸上といった世界的なイベントも開催されました。
それによって、これまで比較的訪問客が少なかった国・地域からも持ち込まれたインフルエンザウイルスが、早期感染拡大のきっかけになった可能性もあります。
さらに今年は南半球の冬にあたる6~9月に、訪日客の多いオーストラリアでインフルエンザが流行したことも影響したと考えられます。
また、長い期間にわたって続いた記録的猛暑も一因と考えられます。昼間に冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、熱帯夜によって睡眠不足になったり、夏バテの食欲不振で栄養不良に陥ったりの繰り返しは、免疫力の低下を招きやすくしてしまいます。
猛暑という環境の悪化に伴う体調不良による免疫力の低下が、インフルエンザウイルスの『宿主』(感染者)となる可能性を高め、今シーズンの早期流行につながったともいえるでしょう」(山口先生)
「特徴的な外的要因として、訪日外国人客数が、過去最高を更新し続けるほどの増加をみせていることが挙げられます。今年は特に大阪・関西万博と世界陸上といった世界的なイベントも開催されました。
それによって、これまで比較的訪問客が少なかった国・地域からも持ち込まれたインフルエンザウイルスが、早期感染拡大のきっかけになった可能性もあります。
さらに今年は南半球の冬にあたる6~9月に、訪日客の多いオーストラリアでインフルエンザが流行したことも影響したと考えられます。
また、長い期間にわたって続いた記録的猛暑も一因と考えられます。昼間に冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、熱帯夜によって睡眠不足になったり、夏バテの食欲不振で栄養不良に陥ったりの繰り返しは、免疫力の低下を招きやすくしてしまいます。
猛暑という環境の悪化に伴う体調不良による免疫力の低下が、インフルエンザウイルスの『宿主』(感染者)となる可能性を高め、今シーズンの早期流行につながったともいえるでしょう」(山口先生)
家庭内感染を防ぐには?
他にも、基本的な対策を怠ってはいけません。
「マスクの積極的な着用、アルコール消毒や手洗いを頻繁に行いましょう。さらにインフルエンザウイルスは乾燥に強いので、適度な加湿(湿度50〜60%)やこまめな換気といった室内環境を整えることも忘れないでください。
もちろん感染者と距離を取る工夫をすることも大切です。具体的には、食事時間の分離やタオル、リモコン装置、食器といった共有物の回避、居室・寝室を分けることなどです。
インフルエンザに限らず、ウイルスは乾燥した状態に弱い性質がありますので、室内の湿度が50〜60%になるよう加湿の徹底に加えて、こまめな換気も心掛けましょう」(山口先生)
「マスクの積極的な着用、アルコール消毒や手洗いを頻繁に行いましょう。さらにインフルエンザウイルスは乾燥に強いので、適度な加湿(湿度50〜60%)やこまめな換気といった室内環境を整えることも忘れないでください。
もちろん感染者と距離を取る工夫をすることも大切です。具体的には、食事時間の分離やタオル、リモコン装置、食器といった共有物の回避、居室・寝室を分けることなどです。
インフルエンザに限らず、ウイルスは乾燥した状態に弱い性質がありますので、室内の湿度が50〜60%になるよう加湿の徹底に加えて、こまめな換気も心掛けましょう」(山口先生)
師走から正月にかけてのインフルエンザ感染は、患者本人はもちろん、子どもたちの世話にあたる親などにとっても大きなダメージとなります。
早めのワクチン接種と新型コロナ同様の対策などを心掛け、インフルエンザの予防に務めましょう。
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