震度6強の青森県東方沖の地震 震源の範囲が東に広がる

2025-12-09 09:57 ウェザーニュース

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マグニチュード7.5、最大震度6強となった青森県東方沖の地震活動は今日も継続しています。震源の範囲は東に広がる傾向です。気象庁は北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表しており、しばらくは強い揺れに注意をしてください。

今日は震源が東に拡大

8日(月)23時15分頃、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5、深さ54kmと推定される地震が発生し、青森県八戸市で最大震度6強を観測しました。

周辺では地震活動の活発な状態が続いていて、今日9日(火)の3時56分にはマグニチュード5.9で最大震度3、6時52分にはマグニチュード6.4で最大震度4の地震が起きています。

昨夜からの青森県東方沖の震源分布を見ると、段々と東に広がっていることがわかります。また、深さも40〜50km(水色や青のプロット)から、10〜20km(橙や赤のプロット)の浅いものが増えてきました。
地震情報一覧地震情報一覧

震源域はプレート境界に沿う

今回の地震は太平洋プレートが陸のプレートに沈み込む境界付近で発生した、プレート境界型の地震です。

地震活動が活発なエリアの断面図を見ると、マグニチュード7.5の震源のプレート境界は深さ50km付近で、東に行くほど浅くなっていることがわかります。

東に行くほど浅くなるということは、一連の地震はプレート境界で発生しているということです。震源の位置は点で表現されますが、実際は面的に広がっていて、今回の場合は震源域が東側に広がっていたと考えられます。

北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表中

千島海溝から日本海溝沿いはプレート間の巨大地震が懸念されている領域です。

今回の地震により、北海道の根室沖から東北地方の三陸沖にかけての巨大地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられることから、気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。

後発地震が実際に発生する確率はそれほど高くはないものの、今後1週間程度は平時よりも巨大地震の発生に注意し、地震への備えを徹底してください。
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