強い寒気の南下で今夜から大雪に 積雪の急増に警戒を

2025-12-03 09:54 ウェザーニュース

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日本付近は西から冬型の気圧配置に変わってきています。今日3日(水)夜は真冬レベルの強い寒気が南下する影響で広い範囲で大雪になる見込みです。積雪の急増などに警戒が必要です。

今夜は真冬レベルの強力寒気が南下

低気圧がオホーツク海と関東沖を進み、大陸からは高気圧が張り出しています。日本付近は西から冬型の気圧配置なり、低気圧が東に離れる今夜にはさらに強まる見込みです。

上空5500m付近で−36℃以下という、大雪の目安になる強力な寒気が北日本から北陸付近まで南下する予想となっています。現在は雨の所も寒気の南下に伴って雪に変わる見通しです。大気の状態が非常に不安定になるため雪雲が発達し、局地的には強く降るおそれがあります。
寒気の流れ込み予想

局地的に激しい雪が降るおそれ

今夜は北海道や東北日本海側は平野部もほとんどの所が雪で、北陸や西日本の日本海側でも内陸部や山沿いで雪になる予想です。

特に北寄りの風と西寄りの風がぶつかることで形成されるJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)がかかる東北南部や北陸、関東甲信の北部山沿いでは雪雲が発達する見通しで、局地的に激しい雪となります。活発な雲の周辺では霰(あられ)や落雷、竜巻などの突風にも警戒が必要です。

気温が低い夜間ということもあり短時間で積雪が急増し、路面状態が急速に悪化することが考えられます。立ち往生による交通障害が発生しやすい気象条件となりますので、車での走行の必要がある場合は冬用タイヤや滑り止めを装着した上で、スタックした時の緊急対応の装備も行ってください。

また、北陸以西の平野部でも雪に変わる所が多く、初雪を観測する所が多くなる見通しです。
雨雪レーダー雨雪レーダー

5日(金)にかけて大雪が続く

明日4日(木)の夜から5日(金)の朝にかけても上空の気圧の谷の通過に伴って雪の強まるタイミングがあるとみられます。

これから5日(金)昼までの48時間の積雪増加量は北陸や東海・関東甲信の北部、東北の山沿いで50cm以上が予想され、局地的には100cm前後に達する見込みです。

北日本や北陸では平野部も積雪が予想され、西日本でも内陸部や山沿いでは雪の積もる所が多くなる見込みです。雪が強まることに加え、風も強く吹雪で見通しが悪くなります。雪のピークの移動はできるだけ避け、やむを得ない場合は十分に時間に余裕を持つようにしてください。
風レーダーレーダー 風モード(ウィンドフロー)
大雪ピンポイント影響予測(要ログイン)
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