【残る秋・初冬の荒天】ウェザーニュース for business 振り返り(2025/11/24〜11/30)

2025-12-01 10:59 ウェザーニュース

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2025年11月第4週は、穏やかに晴れた日もあり、秋の陽気も感じられました。しかし、大気の状態が不安定であったこともあり、日本海側を中心に、冬を思わせる荒天となったところも。また、熊本県で震度5強を観測する地震も発生しています。この一週間を、ウェザーニュース for businessのコンテンツとともに振り返ります。

雷・ひょうが連休明けを告げる

3連休明けの25日(火)から26日(水)にかけて、本州の南と日本海を低気圧が通過。低気圧の背後には、この時期としては強い寒気が南下し、大気の状態が不安定となりました。このため、西日本から東日本の日本海側にかけて、一時的に荒れた天気となったところがありました。

特に25日(火)は、低気圧と前線の影響で広い範囲で天気が崩れ、寒気の影響を特に受けた西日本では雨雲が急発達しやすい状態となり、不安定な天気となりました。
福岡市周辺では、昼前に雷を伴って雨が強まりました。このとき「ウェザーニュース for businness」を見ると、「落雷リスクモニタリング」では雷への警戒表示が確認されました。また、「ひょうリスク予測」では、降雹の危険性が高まっていることが、それぞれ確認できます。そして実際に、あられ・ひょうが降ったとの報告が現地のユーザーから届きました。

現在地や登録拠点について、季節を問わず、雷雨やひょうのリスクが予想される際には、スマートフォンの「ウェザーニュース」アプリで通知を許可されている状態ですと、予想される現象に合わせて種々のプッシュ通知が届きます。通知を開いていただきますと、アプリで気象リスクを即座に把握できます。ご自身の端末の設定を今一度ご確認いただいたうえで、ぜひご活用ください。
>> 設定方法など詳しくはこちらから

またその後、夜にかけて中国地方や近畿地方からもあられ・ひょうの報告が相次いで寄せられました。このことからも、それだけ大気の状態が不安定であったことが伺えます。

熊本県で震度5強の地震発生

25日(火)午後6時1分頃、熊本県阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8の地震が発生。同県・産山村で震度5強の揺れを観測したほか、九州〜近畿地方の各地で揺れを観測しました。
国内で最大震度5強以上の地震が発生したのは、今年7月にトカラ列島で発生した群発地震(最大震度6弱)以来。本土4島に限れば、昨年8月の日向灘を震源とする地震(同)以来、1年3ヶ月ぶりとなりました。

ウェザーニュース for businessの「地震・推計震度分布」ページでは、震度の情報とお客様の拠点を地図上で照らし合わせて確認します。今回のように、最大震度が5弱以上の大きな地震の際には「推計震度分布図」も見ることができます(画像右上)。付近に震度計がない拠点でも、拠点のおおよその震度を確認することができ、地震後の対応に活用いただけます。

地震や津波はいつどこで発生するかわかりません。この機会に、「ウェザーニュース for business」の地震についてのコンテンツを確認され、地震の際の拠点への影響の見方や、お客様のBCP対策について、今一度確認されてはいかがでしょうか。
>> スマホ・PCでの地震情報の見方はこちらから

天気の周期変化も冬支度

この一週間は、高気圧に覆われて穏やかに晴れると、気温が上昇して秋の陽気を感じられる日もあったのではないでしょうか。しかし、低気圧や前線が周期的に日本付近を通過したため、天候は周期変化しました。「周期変化」といえば秋の天候の特徴でもありますが、寒気の影響も受け、冬の気配が徐々に深まりました。

27日(木)から28日(金)にかけて、低気圧と前線が本州付近を通過し、広い範囲で大気の状態が不安定となったため、日本海側から北海道の道東にかけて、雷を伴って広く雨が強まりました。東北の日本海側では、28日(金)の午前にひょうが降ったとの報告も届いています。

画像右下「発雷確率」の画面では、北陸を中心に日本海側の広い範囲で紫色の表示、すなわち発雷確率が70%以上と高まっていることが確認できます。先日のアップデートにより、拠点ごとに72時間先までの発雷リスクを、確率の値ごとに色分けして見られるようになりました。冬の日本海側の雷の可能性についても、こちらから確認いただけます。
>> 発雷確率のアップデートについて詳しくはこちらから

この雨雲が去った後は冬型の気圧配置へと移り、北西の季節風が強く吹きました。その結果、北陸から東北地方の日本海側では、時折雨雲が流れ込んで時雨(しぐれ)模様。冬の到来を予感させる天候となりました。
11月最終週は秋の残り香も感じられましたが、今週は、いよいよ本格的な冬へと突入しそうです。週の中頃には今シーズン一番の寒気が大陸から流入する予想となっており、関東以西でも最高気温が10℃前後と、真冬並みの冷え込みとなるところもある見込みです。また日本海側では広く雪となり、北陸から山陰にかけても初雪が予想されています。


12月になりましたが、お客様の拠点やお住まいの冬支度はお済みでしょうか。「ウェザーニュース for business」も、冬支度を完了させて、雪や気温のコンテンツも確認できるようになっております。
「積雪予測(大雪リスク)」では、拠点ごとに72時間先までの降雪量の予測を表示し、ウェザーニューズが独自で設定した基準に基づいて、大雪への警戒レベルを表示します。
ほか、オプションとなる「交通影響予測」でも、大雪による交通機関への影響予測を表示します。今冬は日本海側を中心に降水量が多くなる予想もありますので、「物品の輸送への、気象による影響を最小限にしたい」とお考えの方は、ぜひご検討ください。
来たる厳しい冬に備えて、「ウェザーニュース for business」をより一層活用していきましょう。

【夏】活用状況アンケートの結果について

季節は冬へと向かっていきますが、先日行いました「ウェザーニュース for business 2025年夏 活用状況アンケート」の集計結果が出揃いました。

記録的な猛暑や集中豪雨、カムチャツカ半島沖の地震に伴う津波など、多様な気象事象に見舞われた2025年の夏でしたが、「ウェザーニュース for business」の活用がどのような成果につながったのか、以下の記事では、アンケートでお寄せいただいた声をもとに、この夏の振り返りとあわせて結果の一部を紹介しております。

>> 詳しい結果はこちらから

実際のご活用例とともに、来年の夏に向けたご活用のヒントもまとめておりますので、ぜひご一読いただき、今後の運用検討の参考にしていただければ幸いです。
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