今夜は「しし座流星群」の活動ピーク 深夜以降に観測チャンス

2025-11-17 05:03 ウェザーニュース

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今夜日付が変わったあとの18日(火)明け方に「しし座流星群」の活動がピークを迎えます。放射点が昇ってくる深夜以降に観測が可能です。

かつて“流星雨”とも呼ばれる活発な活動を見せたことがある流星群ですが、近年の活動は低調で、条件の良い場所から観測しても1時間に数個程度になりそうです。
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流星群の様子を生中継

ウェザーニュースでは、17日(月)夜に、しし座流星群の映像を生中継する特別番組をYouTubeでライブ配信予定です。

どんな流星群?期待できる流星数は

・母天体   :テンペル・タットル彗星
・今年の極大 :11月18日(火)3時頃
・日本で観測可能な時間帯:
  11月17日(月)深夜23時前後〜18日(火)明け方

しし座流星群は過去には「流星雨」と呼ばれるほどの活発な活動を見せたことがありますが、近年は活動が低調です。前回は1999年や2001年の大出現が有名で、母彗星の公転周期が約33年であるため、低調な傾向はあと数年は続きそうです。次に出現が多くなるのは早くても2030年代になりそうです。
放射点のあるしし座は、日付が変わる前頃から空に昇りはじめるため、それまでは流星群の流星は見られません。放射点が高く昇るほど流星は流れやすくなるため、一番の見頃は未明〜明け方になります。

アストロアーツ社によると、観測条件の良いところでも見られる流星の数はピーク時で1時間あたり数個程度とのことです。見えたらラッキーくらいの気持ちで、空全体をぼんやり眺めるようにして、流星観測をお楽しみください。

活動ピークの今夜は月明かりの影響はほとんどなく、流星観測に集中できそうです。

しし座流星群の流星は、明るい流星痕を残すことが多いといわれます。数は少なくても、明るい流星が見られたときの感動は大きそうです。
11月の天体イベント

気になる天気は

冬型の気圧配置が強まるため、日本海側の地域を中心に寒気の影響を受けて雲が広がる予想です。雪や雨の降るところもあり、風も強く流星観測には向きません。

関東以西の太平洋側の各地では雲が多めながら夜空の見える所がありそうです。天体観測に適しているとはいえないものの、流れ星を見られるチャンスはありそうです。

北海道の道東太平洋側は晴れ間が期待できます。強い冷え込みに備えて万全の防寒で観測を。
この先の「雲量」予想マップ

年始にかけて注目の流星群

しし座流星群のピークが過ぎたあとも、冬にかけてはいくつかの流星群が活動のピークを迎えます。

12月14日(日)には三大流星群の一つ「ふたご座流星群」の活動がピークとなります。毎年安定して多くの流星が流れることが知られていて、その数は年間でも最大になることが多くなります。今年は月明かりの影響が小さいため比較的条件が良く、最大で1時間に40〜45個程度の流星が見えるものと期待できます。

1月3日(土)深夜(4日(日)の夜明け前)には三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」の活動がピークとなります。お正月を彩る流星群ですが、次回のお正月は明るい月の影響を受けることであまり条件が良くない見通しです。
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