大気の状態不安定で東北〜北陸は雷雨注意　北海道は雨から雪に

昨日、各地に雨をもたらせた二つの低気圧は東の海上へ離れます。大陸からは高気圧が張り出し、日本付近は冬型の気圧配置になる見通しです。
実況・予想天気図実況・予想天気図

このため、北日本の日本海側から北陸、山陰にかけては雨が降りやすくなります。

上空高いところにはこの時期としては強い寒気を伴った気圧の谷が接近する影響で、日本海の沿岸部では大気の状態が不安定になります。雷を伴った強い雨に加えて、雹(ひょう)や霰(あられ)、竜巻などの突風の発生に注意してください。

また、大陸の高気圧と日本の東側にある低気圧の気圧差が大きく、等圧線の間隔が狭くなります。沿岸部を中心に風が強まり、特に東北付近では、瞬間的に25m/s以上の突風が吹くおそれがあるため注意が必要です。危険だと感じる場合は無理な移動は控えてください。
風レーダーレーダー 風モード（ウィンドフロー）

上空高いところの寒気に加えて、下層の寒気も段々と南下してきます。北海道や青森県の内陸部、本州の標高の高いところでは、午前中は雨でも午後は徐々にみぞれや雪に変わっていく見込みです。風も強いため、吹雪による視界不良に注意してください。
寒気の流れ込み予想
雨雪レーダー雨雪レーダー

大気の状態が不安定になるるため雪雲が発達しやしく、内陸部や山沿いでは短時間で積雪が増加する可能性があります。まだ雪に慣れていない時期ですので、車などの運転は十分な注意が必要です。

札幌市などの平地でも明日11日(火)にかけて雪が積もる可能性があります。今夜の帰宅時や明朝の出勤時間帯などは、いつも以上に足元に気をつけて移動するようにしてください。まだ、スタッドレスタイヤなど冬用装備をしていない車の運転は危険です。チェーンを装着するなど、安全に十分配慮して運転を行うようにしてください。
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