ジャマイカ接近中のハリケーンMelissa　最強ランクのカテゴリー5に発達

ジャマイカの南の海上をゆっくりと西寄りに進んでいるハリケーンMelissaは発達のピークを迎えています。現地時間の27日(月)夜（日本時間28日朝）の時点で中心気圧は909hPa、中心付近の最大風速は75m/s(150kt)と解析されています。

5段階あるハリケーンの強さで最も上にあたるカテゴリー5の勢力で、大西洋エリアではERIN、HUMBERTOについで今年3つめのカテゴリー5のハリケーンです。中心付近の最大風速が75m/s(150kt)の勢力まで発達したのは、フロリダ半島に大きな被害をもたらした昨年のハリケーンMilton以来となります。
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衛星画像では中心付近に小さく引き締まった目が確認することができ、ほぼ円形の非常に発達した雲の渦を形成していることがわかります。
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まだ中心はジャマイカから少し離れているものの、ジャマイカの首都・キングストンでは15m/s前後の東寄りの風が続いています。

ウェザーニューズで全世界の熱帯低気圧を監視しているグローバルストームセンターの予想では、ハリケーンは次第に北寄りに進路を変え、現地時間の28日(火)午後(日本時間29日未明)にジャマイカに上陸する見通しです。

上陸時でもカテゴリー4の勢力とみられ、ジャマイカを直撃するハリケーンとしては過去最強クラスとなる可能性があります。
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動きが遅いためジャマイカでは長時間にわたって暴風雨に見舞われ、総雨量はジャマイカの最も多い所で500mm以上、首都キングストン周辺でも300mm前後に達するとみられます。

また、ハリケーンの東側に広がる雨雲がかかるドミニカやハイチ、進路に当たるキューバ東部でも大雨になる見込みです。

ジャマイカを中心に大雨や暴風、高波、高潮などにより大きな被害が懸念される状況になっています。当局では住民に対して命を守るよう最大限の警戒を呼びかけています。
ウェザーニュース 世界天気サイト

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出典・参考
気象衛星画像：NOAA