冬型の気圧配置強まり北日本で荒天　北海道では最大瞬間風速30m/s超

今日は北日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、北海道の上空5500m付近には−36℃以下の、冬本番に匹敵するような強い寒気が流れ込んでいます。
寒気の流れ込み予想

東西の気圧差が大きくなっている北海道では風が吹き荒れ、9時00分までの最大瞬間風速は稚内市・宗谷岬で31.4m/s、えりも町・えりも岬で30.6m/sなど一部で30m/sを超え、留萌市で27.2m/s、室蘭市で25.4m/sなど、市街地でも25m/s以上を観測しました。
風レーダーレーダー 風モード（ウィンドフロー）

9時00分の時点で北海道宗谷地方、留萌地方、石狩地方、檜山地方には暴風警報が発表中です。少なくとも今日いっぱいは風の強い状況が続く見通しですので警戒をしてください。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

北日本の日本海側から北陸にかけて広い範囲で雪や雨が降っていて、北海道の内陸部や東北の山間部では雪が積もっています。9時の積雪は青森県青森市・酸ケ湯で12cm、北海道上川町・層雲峡で7cm、遠軽町・白滝で5cmを観測しました。

北海道の山間部では午後にかけてさらに10cm以上の雪が積もる見通しで、内陸部でも標高の高い所では5〜10cmほどの新たな雪が積もる予想です。

一部の峠道はすでに積雪状態で、走行には冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めが必要になっています。今後はさらに路面状況の悪化が想定されるため、運転時は十分に注意をしてください。
ドライブリスク予報

また、東北日本海側や北陸など雨が主体の所でも、雷や霰(あられ)を伴う可能性があります。霰が強く降ると気温が高くても路面に積もることがあるため油断が出来ません。
現在の発雷観測状況 雷レーダー現在の発雷観測状況 雷レーダー

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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
北海道上川郡新得町の空さん