週前半は上空の強い寒気が南下　北海道は平地でも積雪の可能性

26日(日)に本州付近を通過した低気圧は27日(月)にはオホーツク海に進み、急速に発達します。大陸からは高気圧が接近して、日本の周辺は28日(火)をピークに西高東低の冬型の気圧配置となる予想です。
実況・予想天気図実況・予想天気図

平地でも雪を降らせる可能性がある上空1,500mで-6℃の寒気が、北海道の道北から道央付近まで、山沿いで雪を降らせる可能性がある0℃の寒気は、北陸から山陰周辺まで南下します。強い寒気のピークとなる28日(火)にかけて、北日本日本海側や北陸を中心に雨や雪が降ります。
寒気の流れ込み予想

強い寒気が流れ込む北海道では道北内陸部を中心に雪が降り、平地でも積雪の可能性があるとみています。山沿いでは大雪となるおそれがあり、峠道を運転する場合は冬タイヤの装着が欠かせません。
ドライブリスク予報

北海道沿岸部や東北日本海側・北陸では雨の予報ですが、大気の状態が非常に不安定になるため、雷雨や突風、降雹などシビアな現象に注意が必要です。

また東北や東日本の標高の高い山でも雪が降り、積雪や冠雪の可能性があるとみています。
大雪ピンポイント影響予測（要ログイン）

10月24日(金)～25日(土)にかけて、北海道のウェザーニュースアプリ利用者に対しタイヤ交換についてアンケートを実施しました。（回答数：429人）

その結果、自動車を所有する人のうち69％の方が、まだ冬用タイヤに交換していないことが分かりました。すでにタイヤ交換を完了しているのは30％に留まりましたが、先週実施した同調査と比べると15ポイント増加していて、冬への備えが徐々に進んでいる様子がうかがえます。
関連記事「タイヤ交換調査 前回実施の結果(10月17日)」

今週は札幌でも初雪が観測され、本格的な冬が近づいてきています。安全のため冬タイヤへの交換は早めに行うようにしてください。
路面凍結予報（要ログイン）

急発達する低気圧の影響で、全国的に風も強まります。

低気圧に近い北海道では沿岸部を中心に瞬間的に20m/sを超える暴風が吹き荒れるおそれもあり、暴風雨や吹雪に警戒が必要です。交通機関に影響が出るおそれもあるので、移動を予定している場合は最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
レーダー 風モード（ウィンドフロー）をアプリで見るレーダー 風モード（ウィンドフロー）

関東や近畿でも北寄りの風がやや強まる見通しで、風速の基準を満たせば「木枯らし1号」となる可能性があります。高気圧が張り出す29日(水)以降は徐々に荒天のピークを越える見込みです。
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