なぜキノコを冷凍すると旨みや栄養価が増すの? 冷凍に最適なキノコは?
冷凍している人は3分の1
冷凍後、加熱調理で酵素が働きだす
「キノコは生の状態ではほとんど旨み成分が感じられません。食べてみるとまるでスポンジのようです。というのは、キノコの旨み成分である『グアニル酸』は、キノコの細胞が壊れた状態で初めて出てくるからです」(吉田さん)
細胞を壊すには手軽な冷凍がおすすめだと言います。
「冷凍することで細胞が壊れます。そこで加熱を始めると、旨み成分を作り出す酵素(ヌクレアーゼ)がすぐに働き出して、グアニル酸を作り出します。ただ、ヌクレアーゼは加熱しすぎると働かなくなるので、70~80℃で加熱すればグアニル酸がぐっと増えるのです。さらにグルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸が生キノコの約3倍に増えて旨みも栄養価も高まります」(吉田さん)
干しシイタケは干すことで旨みが増しますが、多くのキノコは冷凍すると旨みが増すというのです。
細胞を壊すには手軽な冷凍がおすすめだと言います。
「冷凍することで細胞が壊れます。そこで加熱を始めると、旨み成分を作り出す酵素(ヌクレアーゼ)がすぐに働き出して、グアニル酸を作り出します。ただ、ヌクレアーゼは加熱しすぎると働かなくなるので、70~80℃で加熱すればグアニル酸がぐっと増えるのです。さらにグルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸が生キノコの約3倍に増えて旨みも栄養価も高まります」(吉田さん)
干しシイタケは干すことで旨みが増しますが、多くのキノコは冷凍すると旨みが増すというのです。
キノコはこうして冷凍する
特に冷凍に向くキノコは?
栄養成分でいうと、エノキダケを冷凍すると、脂肪を分解してダイエットに有用なキノコキトサンが約12倍にアップします。ブナシメジは代謝アップや美肌効果があるビタミンB群が豊富ですが、水分が多く傷みやすいという欠点も冷凍すれば1ヵ月ほどは保存できます」(吉田さん)
最近は、マイタケに含まれる、他のキノコにはないMXフラクションという成分によるダイエット効果が注目されています。しかし、高温で加熱すると分解されてしまうので、冷凍してみそ汁やスープの仕上げにさっと入れるのがオススメだそうです。
最近は、マイタケに含まれる、他のキノコにはないMXフラクションという成分によるダイエット効果が注目されています。しかし、高温で加熱すると分解されてしまうので、冷凍してみそ汁やスープの仕上げにさっと入れるのがオススメだそうです。
キノコは一度で使い切れないこともあります。そんなときは、冷凍して保存すれば旨みが増すというのはうれしいですね。この秋、冷凍キノコを活用して季節を感じる食卓にしてみませんか。
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